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Aと呼ばれる少年は
あくびをしながら天蓋付の大きなベットで伸びをする
身長が伸びた彼でも収まってしまう大きなベット。
寝ぼけ眼でやっと起き上がった彼は
まだベットから抜け出せずにいた
窓から見える家に面する大通りも
霧のせいで車のヘッドライトが通るよう。
彼が動かないことにいら立ったのだろう
小さな屋敷しもべは
またも彼に向って金切声を浴びせた。
「今日からホグワーツではないのですか?
ここはまだ家ですぞ!」
彼は振り向き急いでベットから降りると
キャビネットを勢いよく開き
白いシャツ、黒のズボン、靴下をはいて
急いで革靴の紐を結ぶ。
着替えている合間、
彼は屋敷しもべに弁解していた
「夢の中ではホグワーツだったんだ。
すっかり寝ぼけていたよ。
起こしてくれてよかった。ありがとう。」
着替えを終えると急いで部屋を出ていった
階段を一階のキッチンへ駆けていく。
あきれた顔をした屋敷しもべは
はぁ。とため息をつき
指をパチンとはじく
音がやむ前に部屋には誰もいなかった。
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作者名:クッキーくん | 作成日時:2021年9月27日 21時