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憎悪が2人 ページ3
気になったから地上に出てみた。
久しぶりに見た地上は機械だらけだった。
そりゃそうか。
前に来てから1000年以上もたってるんだから。
でも、山奥の村とかは変わらないみたい。
そこら中に咲いているキンポウゲ。
木でできた家。
リスや小鳥が住処としている木…
落ち着く。
そういえば、随分前に自分用の世界を作ったけど…ここをイメージして作ったんだったっけ。
都会の方も行ってみようかな…？
……まぁいいや。
どうせモンスターは嫌われてるし。
それに破壊神ときたら余計攻撃されるだろう。
別に人間が怖い訳ではない。
ただ、技術が発達しているということは武器も進化している筈だ。
それに……
この服装と身体で行ったら間違いなくメディアに捕まるだろう。
カメラに映るのはごめんだ。
だからといって人間の姿になって行くのも危険だ。
僕の人間になった姿は女の子に似ている。
それに都会はモブおじがうじゃうじゃ居る…………
ここまで言ったら分かるでしょ？
だから都会は色々な意味で危険なのだ。
でも、1000年前から技術が進んでいないここら辺は安全だ。
しかもここの住人達はこんな嫌われてる僕を笑顔で迎えてくれた。
ありがたい……
……村に行ってみよう。
まぁ、流石に僕の事は忘れられてると思うけど(￣▽￣;)
ラッキーカラー
あずきいろ
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作者名：射矢サト | 作成日時：2020年10月30日 22時
