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「ていうか、……ごめん、デートやったんやろ？」
「……あっ」
問が声を上げる。須貝さんの少し申し訳なさそうな声を聞いて、そうだデート中だった、と半ば忘れかけていたことを思い出した。……いや、忘れちゃ駄目でしょ。
『ていうか須貝さん、なんで私たちが付き合ってること知ってるんですか』
そもそもの彼の登場が突然過ぎて訊きそびれていたことを尋ねる。須貝さんはえ？ と意外そうな顔をしたあと、Aさん知らんの？ と目を丸くして訊き返した。
『え？ はい』
「……っ須貝さんっ」
問が声を上げる。須貝さんの返答を遮るように眉根を寄せた彼を制止して、彼は話し始めた。
「こいつ記事の打ち合わせ終わってAさん送ってってからずっと顔緩みっぱなしで様子変だったの。そんで収録の間もテンションおかしいし、これはAさんとなんかあったんだろうなって」
その時の様子を思い出したのか、須貝さんが苦笑する。
「須貝さんっ、なんでAさんに言うんですかっ」
「え？ 別に良くね？」
抗議する問はうっすらと頬が赤い。……ああ、やっぱり私は、彼のかわいい一面しか見ていないかもしれない。
『いや〜私は聞けてよかったよ？ 須貝さん、ありがとうございます』
「いえいえ」
問観念しな、お前とAさんが付き合ってることなんてバレバレすぎてオフィスのみんな知ってるんだよ、と須貝さんが問の頭をわしゃわしゃとかき回した。……あ、私もやりたいなそれ。問は唇を尖らせながらデート中なんで、と須貝さんを追い払うような仕草をする。
「はいはい、ごめんねふたりとも。じゃあ」
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鳩麦こおり(プロフ) - 犬子さん» そう言っていただけて嬉しいです...！ ありがとうございます🥰 Wデートの更新はだいぶ時間がかかると思うんですが、気長にお待ちいただければ幸いです🙇♀️ (2月18日 10時) (
レス) id: 5ea5a9dd22 (このIDを非表示/違反報告)
犬子(プロフ) - 初めまして。年上彼女×mnの組み合わせと主様の表現力に終始ﾆﾔﾆﾔしつつ読ませていただいています！gnちゃんもかわいい…Wデート、拝見できると嬉しいです…。大変尊かったので思わず感想をお送りしましたm(__)m (2月16日 1時) (レス) @page13 id: 7ba156e249 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鳩麦こおり | 作成日時：2024年2月4日 13時
