早春 (ページ15)

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夢主side

いろんな話をしてるうちに夕方になっていてそれからパトカーで連れて帰ってもらった。

関東はでてなかったけど東京は余裕で出てた。

帰りの車の中で龍儀くんが

横田『ホントの名前のことみんなに言わない方がいいかな？』

あっ、そうだった。

『"幻捨ててもう戻らない"』

横田『それってBE IN SIGHTの曲の一部だよね？』

『はい。俺、"げん"って＂まぼろし"って書い＂幻＂って読むんです

今回の乱舞祭でもつわものの公演期間中も依音にあって俺の名前が分かった時から

胸の中にずっとあるんです。
いい機会だから話してみようと思います。

それでずっとAとして生きたいです。』

横田『そっか(＊´ ∨｀)
それはいいね！』

この優しい笑顔で何人の人が救えるのだろうか…

少なくとも俺は救われた1人だろう。

稽古場に着くと既に夜になっていて電気が明るく光っていた。

警察『後日お話を聞きにまた来ますのでよろしくお願いします』

『分かりました、送って下さりありがとうございます！』

そして2人で稽古場のドアを開けたら…

依音『Aーーーーーーー』

依音が勢いよく飛びついてきてそれに続くようにみんな俺たちの方に来てくれた。
そこには三百年のメンバーが全員揃っていた

しかも他のメンバーも来てくれてた。

龍儀くんと俺はもう、もみくちゃ

俺達がどれだけみんなに心配かけてたかがよくわかった。

依音『ホント！お前どんだけ心配かけんだよ…千葉から吹っ飛んできたよ！』

つばさ『もう…ダメかと思った。2人のGPSがONになってただけで嬉しかった！』

麻璃央『探すのに参加出来ない分心配倍増だったよ！
帰ってきてくれて良かった！』

それから落ち着いてちゃんと皆さんに話をした。
何があったか。
その話をした後にみんな再び安堵に包まれた。

太田『やっぱり龍儀は無傷だったねｗ
予想通り』

荒木『ずっと言ってたもんねｗ』

茅野『龍儀とAにはバツとして筋トレ追加だなw』

佐伯『さんせーw』

横田『筋トレ苦手なんですよね…』

高橋『ひょろひょろだったら有くんに細いとかってめっちゃいじられるんだよ？！酷いよね～筋肉バカ！』

伊万里『あ？筋肉バカだと？！健介俺への対応冷たくね？お兄ちゃん泣いちゃうよ？』

俺は言おうと決心した。

今回で1番大切なこと

『あ、あの！
もう一つ話したいことがあるんです。』