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問題の多い副担任 ページ1






昔々・・・とは言ってもそんなに昔
ではないが、Mという田舎の学校に通う
娘がおった。

ある日、Mの学校に副担任がやってきた。

松岡○造よろしく情熱を持った先生との
評判だったそうで、変に特別扱い
されていた副担任をMは胡散臭く
感じていた。

それにも慣れ始めたある日。
Mは家に帰る途中で友達のYという娘と
会った。

YはMを見るなり泣きながら
抱きついてきた。

Mは「何があったの?」と訳を聞くと
Yは話し始めた。


その日の休み時間、Yはとある別の
クラスの娘と話に花を咲かせていた。

ずーっと昔に「ヤンキー校」という
レッテルを貼られてしまった学校では
暴動対策の一つとして他クラスの
教室出入りを禁止してしまった。

そのため、他クラスの人間と話が
出来る場は廊下しかなかった。

その結果Yたち含めたクラスを跨いだ
友達同士で話をしている人たちで
廊下の両端は埋まってしまった。

そこへ副担任がやってきた。
この現状を見た副担任は
「廊下を塞ぐな!死ね!」と
言い放ったそうな。

しかし両端が埋まっていただけであって
廊下自体は人が3人横並びで歩けるくらい
には空いておった。

しかし田舎の学校故に先生の力は強く、
蜘蛛の子を散らしたように皆教室に
戻っていった。

Yが教室に戻ると授業をするために
すぐに副担任が入ってきた。

その教室は黒板は不良の担当だった
黒板係が仕事をしなかったために
前の授業の板書がそのまま残されており、
あろうことか前の授業を担当していた
先生が教室に忘れたプリントが教卓に
散乱していた。

これを見た副担任は怒り心頭、
その場にいた生徒全員に怒鳴り散らした。

副担任はひとしきり言い終わると
学級委員を立たせた。

不幸なことに周りの推薦でなって
しまったYは立たされた。

すると副担任はYに集中砲火。
Yのクラスの担任が出張だったことを
いいことに全ては学級委員の責任と
言い出したのだ。

しまいには「お前は仕事の出来ない
クソ」呼ばわりされたそうな。


それを聞いたMはおかしいと思い、翌日
Yの担任に報告。

しかし担任は
「それは生徒がいけない」とばっさり
切り捨てた。

2→



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作者名:86 | 作成日時:2019年8月30日 17時

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