61枚目 ページ35
ゆ「あっ、あれだネ。」
ゆにこおんの声で、はっとして顔を上げると、黒い雲が分厚くなり、集まっているところがある。
なるほど。あれが『入り口』か。
ゆ「このカード……残念だけど、ユニゾンじゃないネ。」
いや、残念がってるのは、ゆにこおんだけだと思うけど。
でも、私としても、ちょっとばかり残念。私がつかまえたカードは二種類で、ソプラスとアルティス。ユニゾンのカードは、まだ一枚も持ってないから。
ケ「ほなら、はよ仕留めてまおうか。」
ゆ「ちょっと待ちなヨ。ソプラスかアルティスか、まだ分からないンダヨ？」
ケ「それがなんやねん。」
貴方「ソプラスとアルティスでは、対処方法が違うから。」
さ「そ、そうなの？ Aちゃん。じゃあ、どうすれば……。」
さくらがうーんと考える。
貴方「今回のはやっかいだね。」
ゆ「ヤッパリ、カードたちの生み出した『世界』に入らないと、分かんないネ。」
さ「『世界』？」
あ、そうか。さくらたちのカードは、『世界』の中でつかまえるわけじゃなかったんだっけね。
貴方「ソプラス、アルティス、ユニゾンのカードをつかまえるときは、そのカードが生み出した『世界』に入る必要がある。その中で、カードの本体を見つけて封印。
『世界』に入るには、そのカードの力が一番密集しているところ……『入り口』から入る。」
ゆ「今回の場合は、あの黒い雲のたまってるところダネ。」
さ「な、なるほど……？」
まあ、さくらが混乱するのも、無理ないと思うよ。こんだけいっぺんに説明されたらね。
私も最初、混乱したし。
貴方「ほんじゃ、乗りこみますか。」
さ「えっ、そんなにあっさり入れるの？」
ゆ「拒否してないからネ。」
拒否反応を起こしてたら、いまごろ私たち、雨でびっしょびしょのまま、風で吹っ飛ばされてたし。
ケ「ほな、行こうやないか。」
さ「う、うん！」
貴方「ふたりと二匹ご案内ー。」
言葉どおり、ひとりと二匹を先導するように、私が先に飛んでいく。
貴方「……うん。このカード、たぶんソプラスだ。」
さ「えっ、Aちゃん分かるの？」
ゆ「A、ほぼ天才魔法少女ダカラ。アタシより魔力強いシ。」
さ「ほ、ほえー……。」
ケ「どうなん？ それはそれで……；；」
ゆ「ン？ 手がかからんなくて楽ダヨ？」
そういう思考もどうかと思うけど……まあ、しかたないか。
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零亜＠ゆいら - あみひょん♪さん» え、酷いこと言われてる俺が面白いんスか？ ゆ「気分がいいんダヨ。」なるほどー…って、え!? (2013年10月1日 6時) (
レス) id: 7ff9639edb (このIDを非表示/違反報告)
あみひょん♪ - 零亜＠ゆいらさん» ふはkkkやっぱり面白い＾＾ (2013年9月25日 22時) (レス) id: 9a4bf646aa (このIDを非表示/違反報告)
零亜＠ゆいら - ん？ 俺、面白いですかね？ リアルでもネット内でも、よくいわれるんですよね…。 ゆ「こいつは面白いんじゃナイ。馬鹿なダケ。」酷くない、ゆにこおん!?；； (2013年9月15日 16時) (レス) id: 7ff9639edb (このIDを非表示/違反報告)
あすみん♪ - 零亜＠ゆいらさん» ゆいらさんって面白いｗｗｗｗ (2013年9月15日 16時) (レス) id: 9a4bf646aa (このIDを非表示/違反報告)
零亜＠ゆいら - あすみん♪さん» そうなんですか。俺も二年前は６年生だったなぁ…。 ゆ「当たり前ジャン。」 ゆ、ゆにこおんだと!? (2013年9月15日 16時) (レス) id: 7ff9639edb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やぢゃ（元、零亜＠ゆいら） | 作成日時：2013年7月23日 19時
