第8話 特殊部隊隊長アスル ページ9
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「よっしゃあああぁああぁぁあああ!!!」
とある部屋にて絶叫する男が一人。
彼は何かの知らせが書いてある紙を見て、ベットの上にダイブしてごろごろと転がった。
そしてすぐにベットから落ちた。
なんてダサいのだろう。なんと滑稽なのだろう。
……まあそのダサくて滑稽なの、俺なんだけどね!!!!!
俺はベットから落ちて強打した顔面を抑えながら握っている紙を見る。
その紙は色々と難しい単語が呪文のようにつらつらと綴られていた。
俺ちゃんみたいに馬鹿な子にはちんぷんかんぷんだ。
俺ちゃんかわいそうこんな難しい文章を読まされるなんて。
まあそんな俺でも、
「兵器改発班の人たちが爆発物を作っていてそれは特殊部隊に送られる」
みたいなことが書かれていることは分かった。
俺はその文章をもう一度見て、深くガッツポーズをした。
ちなみに寝転んだままのガッツポーズだったので、肘を強く強打した。
……いってぇ……。
――俺は爆発物が大好きだ。
爆発した時の熱風で人々が吹き飛ぶその瞬間も好きだし、
その瞬間の人々の反応も見ていてもとても面白い。
あとは爆発した時の人々の声なども好きだ。
驚きを隠せない声に、甲高い悲鳴、怒りの声、苦しみの声、――絶望の声。
それは多種多様で、とても興味深い。
そして一番心臓が高鳴るのは、あの派手さ。
激しい熱風。
赤い炎。
破壊されていく人と街。
最高に心が踊る。
人は俺のことを時にさいこぱす?とか言う。
けどそんなこと知らない!
俺ちゃんは爆発物が好き。
それだけで良いのだ。
そんな爆発物が今!再び!!俺の隊に来ようとしている!!!
これが騒がずにいられるか?いられると思うか?
……いや、騒ぐに決まっている。普通の人は騒がなくても俺は騒ぐ。意地でも騒ぎ立てる。
しかもなんだか面白そうな名前だ!!どんな爆弾かは知らないけどな!はっはっは!!
またベットから落ちたくはないので、床でごろごろと転がる俺がそこにはいた。
ん?特殊部隊隊長のくせにそんなことしていいのかって?
HAHAHA見てないからいいんだよ(はたしてそういう問題であろうか)
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桜吹雪@低浮上(プロフ) - 更新しました! (2021年9月4日 14時) (レス) id: 52e526ba44 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪@低浮上(プロフ) - すみません!書き直しますので更新します! (2021年9月4日 14時) (レス) id: 52e526ba44 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪@自作小説低更新(プロフ) - 書くの忘れてました!すみません!更新しました! (2020年10月9日 18時) (レス) id: aafc5aee29 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪@自作小説低更新(プロフ) - 更新します! (2020年10月6日 19時) (レス) id: c919c9fb7a (このIDを非表示/違反報告)
するふぁ@givehappiness(プロフ) - 更新しました (2020年3月3日 16時) (レス) id: 07edb2e3d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:グラーヴ連邦同志一同 x他4人 | 作者ホームページ:http
作成日時:2020年1月8日 20時