第1話 書記長ソビィー ページ2
我ら祖国「グラーヴ連邦」……偉大なる人物の手によって建国された国。
私はその連邦の……最高権力者「書記長」である。
「ふぁ〜……もう朝か、夜が更けるのは早いわね……」
私の1日は日が昇る時から始まる。顔を洗い髪を整え軍服に着替える。
この頃にも徹夜で仕事をやっている者もいるだろう……お疲れ様と後で言っておくか……。
一通り身支度を終えた後は食堂へと向かう。
一応、私専用の食事があるようだが私は軍に入ってからずっと食べてきた食堂の味が良い。
「おはようございます、書記長様」
「おはようヘルタ」
食堂で待っていたのは側近であるヘルタ。多少小柄であるがとても頼もしい存在だ。
朝食を受け取った後、彼と向かい合って座る。
「いただきます」と言い朝食を口に運ぶ。やはり食堂の料理は美味しい…!
「そういえば外交は順調かしら?昨日は真面目に書類作業をやっていたから聞いてなかったわ」
「今のところ外交は順調ですよ……って昨日真面目に作業を行っていた記憶が無いのですが……」
「いつもに比べればだ、昨日は食べ歩きには行ってないぞ?」
「は、はぁ……」
楽しい会話をしながら朝食を終わらせ、職場である書記長室に足を運ぶ。
まぁ、今日はこれと言った作業がない。一言に言えば暇だ。
各部隊は訓練を行っているだろうし、外交官は外交中……そのほかはそれぞれ仕事があるようで。
食べ歩きに行くのも良いが、新作が出ていない中、あまり行く気にはなれない。
そんな中、電話が鳴り響く。
何かあったのだろう、そう思いながら受話器を取る。
「もしもし。あーなんだ、どうした?」
電話の相手は外交中のハクロからだ。この時になんとなくだが察しはついていた。
ある程度話を聞き「後でじっくりと話を聞こう」と連絡し受話器を置く。
「……何回目だ!!無許可での宣戦布告!!……はぁ、仕方が無い、今回も小国相手だ。精鋭達で軽く捻るとしよう……!」
同志達に『今すぐ会議室に来い』とインカムを通して連絡を入れた。
さて、私も会議室に向かわなければな。
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桜吹雪@低浮上(プロフ) - 更新しました! (2021年9月4日 14時) (レス) id: 52e526ba44 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪@低浮上(プロフ) - すみません!書き直しますので更新します! (2021年9月4日 14時) (レス) id: 52e526ba44 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪@自作小説低更新(プロフ) - 書くの忘れてました!すみません!更新しました! (2020年10月9日 18時) (レス) id: aafc5aee29 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪@自作小説低更新(プロフ) - 更新します! (2020年10月6日 19時) (レス) id: c919c9fb7a (このIDを非表示/違反報告)
するふぁ@givehappiness(プロフ) - 更新しました (2020年3月3日 16時) (レス) id: 07edb2e3d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:グラーヴ連邦同志一同 x他4人 | 作者ホームページ:http
作成日時:2020年1月8日 20時