第28話 軍師エーギル ページ27
書庫で書類と奮闘していると、扉の開く音が聞こえた。
「何か用ですか?今少し忙しいので、簡潔にお願い致します。」
そう書類を見ながら答えると、どこからか殺気に近いものを感じる。
(こ、これは)と思い、ゆっくりとぎごちなく顔を上げる。
そこには想像していた通りの人がいた。
「アッ、アリさん……どうしてここに?」
必死に笑顔を張りつけ笑う。怖い、すごく怖い。
だって目が、目がとても冷たいんですよ!
「やぁ、ギル。ちょっと伝えたいことがあってね。」
「は、、はい。何でしょうか?」
その後違法ドラッグのことを説明され、どうやら敵国がそれに手を出している事。
「幻覚、幻聴、感覚の鈍り……それはとても厄介なものを……」
表情が歪むのが分かる。どうにも、敵国は人道的ではないようだ。吐き気がする。
「そう。だから作戦が崩れるかもしれないから伝えに来たよ。」
流石リオさんだ。とても有難い、この情報がなければ危ないところでしたよ。
「そうですね。なら作戦を1から見直さなければ行けませんね。」
ですが
「それだと、早めくルーさんに新しい作戦の事とその違法ドラッグを伝えなければ、」
自身の異能力である頭脳をフル稼働させる。ちょうどいい、マルさんの新しい爆弾も使えそうですし、皆さんの戦う特徴を最大限に活用出来そうですね。
それに私が頼んだ新しい武器もこの戦争に大いに活躍できそうですね。
斧の様な見た目でいて、斧の持ち手である木の刃先部分に銃口が着いておりそこから近接でも中距離戦でも不自由しなく、力のそんなにない私でも持てるように軽量化された斧。
命名:ガンズミッシア。銃と近距離武器という言葉を英語とイギリス語で掛けている。
とてもしっくりくるので、シアと呼んでいる。
(ここまでで約ほんの数秒である。)
アリさんに一足先に作戦の説明をする。
「うん。わかったよ。俺から伝えとくから安心してね。」
「えっと……それはどういうことでしょうか?」
「あれ?わかないかな?ギル、最近寝たのはいつ?今日で何徹目?」
「えっと……あっ⋯⋯(察し)」
「ほら!寝るよ!」
「でも!あと少しで書類が!」
すると勢いよくたったせいかクラっとする。
「……はい。寝に行きます。」
「全く。もっと早く寝てほしいよ!」
その後のことはよく覚えていなかった。たったひとつだけ覚えているのは、自分が気持ちよく寝ていることだけだった。
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桜吹雪@低浮上(プロフ) - 更新しました! (2021年9月4日 14時) (レス) id: 52e526ba44 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪@低浮上(プロフ) - すみません!書き直しますので更新します! (2021年9月4日 14時) (レス) id: 52e526ba44 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪@自作小説低更新(プロフ) - 書くの忘れてました!すみません!更新しました! (2020年10月9日 18時) (レス) id: aafc5aee29 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪@自作小説低更新(プロフ) - 更新します! (2020年10月6日 19時) (レス) id: c919c9fb7a (このIDを非表示/違反報告)
するふぁ@givehappiness(プロフ) - 更新しました (2020年3月3日 16時) (レス) id: 07edb2e3d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:グラーヴ連邦同志一同 x他4人 | 作者ホームページ:http
作成日時:2020年1月8日 20時