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🌕 ページ32

緑side



青「あと、、今更だけど、、とも出てっちゃうんやろ?
最後に……話したいことがある」


いつにも増して真っ直ぐな目を向けられた

1呼吸を置いて流星が口を開く


青「ごめん、俺、、シゲが来ないの知ってた」


緑「……は、?」


青「ほんまはパーティーの日の朝に言うつもりやったんだけど
ごめんなさい」


……ッそっか、、、



緑「……そっか、知ってたんか、、
ありがとう、、その……話してくれて。」



それだけ、って残しておしまい
いつもの事ながら流星は直ぐに居なくなってしまった

まぁ、忙しいなら……しゃーない、、



そっか。

知ってたんか……






.
桃side



緑「のーんちゃん」


ひょこ、っていう効果音と一緒に出てきたかのような神ちゃん


桃「神ちゃん、、」



さっき気づいたけど腹の傷が痛くて起き上がるのが辛い
まぁ、今はそれ以上に……違う傷が、、

これが罰なら、まだ軽い方なんかな……



緑「お腹……大丈夫?」


桃「……ありがとう。神ちゃんが助けてくれたんやろ?」


ここに忍び込んだってことは
普通こんなんじゃ済まない。



それに、、俺の為に神ちゃんは……

さっき流星、、さんに言われた。


神ちゃんはもう王様じゃないってこと。


深くは聞くな、
この話は知らないという事で生きて行け、

って言われた。


そんなん俺のせい、完璧。



ごめんなさい



何回心の中で言っても

声に出したらアカンのに、神ちゃんに全部背負わせちゃアカン…




俯いてた俺に神ちゃんが声をかけた



緑「ちゃうよ、」



神ちゃんが急に抱きしめに来てくれる


桃「な、、んで、」


緑「知らんぷりしてくれてありがと。
俺もなんも聞かないから、この話はここでおしまい。」



、、、神ちゃんは大人びた訳じゃない

改めて、俺と神ちゃんの差がしっかり見えた



この3年間の差……
貯めてた涙は止めるところなくダダ溢れてきた



桃「か"み"……ッ、ちゃ"……」



顔ぐちゃぐちゃ


分かってる
今泣くのは俺じゃない。


そんなん気にできないほどなんかもう何に泣いてんのか分かん無くなるほど泣いた。

この仕事を初めてから、人での感情は極力無くそうと頑張ってきた それがどれほどバカだったか泣いた


泣いた



涙が枯れた頃に迎えの車が来たらしく

神ちゃんと一緒にここの城を出た





ほんまに泣いていいのは俺なんかじゃない。
神ちゃんのは、、まだ泣いてんのを見てない


.

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影虎ちかげ(プロフ) - たまごんさん» たまごんさん!今年もよろしくお願いします♡笑このお話、読みにくいから移行するのを躊躇っていたのでそう言って頂けてほんとに嬉しいです⸜(*ˊᗜˋ*)⸝ぜひ2人のこれからの展開お楽しみください*´`コメントありがとうございました! (2023年1月3日 22時) (レス) id: 628df1da7a (このIDを非表示/違反報告)
たまごん(プロフ) - 移行おめでとうございます、と、ありがとうございます!!あ、それと本年もよろしくお願い致します。笑 この素敵な作品がまだまだ読めると思うと嬉しくてニヤけてしまいます。これからも無理はなさらずちかげさんのペースで頑張って下さい♪ (2023年1月3日 9時) (レス) @page1 id: a52a01105d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:影虎ちかげ | 作成日時:2023年1月3日 4時

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