ただ温もりに触れたいだけ。 2❈

🔐 ページ2

赤side




赤｢なんで義(・)弟？｣


青｢神ちゃんが養子に入ったから｣


赤｢ふ〜ん、、じゃあ2人兄弟なんや｣


青｢あ、ちゃうわ……なんか複雑なのよ
俺が養子に入った。｣


どっちやねん。
なんで自分の身の上をしらんのか不思議やけど、流星は意外とそんなヤツ。



流星が居候するようになって3週間が過ぎようとしている


日に日に感じるこいつの天然さは手に負えない
ほんわかしてるけど良い奴。

でも身内に天然がおらんからだぁーいぶ不可解な事件は起こるけどな笑笑



神ちゃんがいない家に1人よりはまし。

うん、ずーっとまし。





赤｢龍逢(たつあ)の国は平民でも養子とれるんや｣


青｢あっ、、まぁ……
春瀬(はるせ)はちゃうの？｣


春瀬は我が国、龍逢は隣国のこと。
流星は龍逢から来たらしい
そうすると必然的に神ちゃんも龍逢の人ってこと決定。


赤｢んー……微妙なとこかな｣


青｢へー｣



聞いてきた割に興味がなかったのか適当な返事をされて

その上


喉が渇いたらしい流星はいつものように俺をコンビニまでパシらせる


なんやねん、こいつの態度は笑笑
お前はどっかの王様で俺は召使いかっ！

王様が召使いなんて直接使わないか、と自分自身にツッコミ入れて家を出た






まだ街までつかない頃

静かな森の中に着信音が響いた

名前を見て軽く舌打ち。

またアイツや……


赤｢はーい…｣


"黄｢今日の夜、出動｣"


赤｢あ〜、、今日はあかんわ他あたってほしい｣


"黄｢今月何回目やねん、｣"



ため息をわざと大きくついて俺に聞かせる

しゃーないやん、
あの日ターゲット……上人やっけ…をのがしてから自信なくしてもうあかん

ただでさえ、この仕事はよ辞めたいのに……



"黄｢今日はお前が取り逃した上人。またターゲットやから
頑張ってこいや｣"


赤｢え"〜、無理やって、、照史とか頼めないの？｣


"黄｢あいつは王宮の専門やろ？｣"


赤｢それは知ってるけど……｣



"黄｢とにかく、今日のは決定やから必ず来ること｣"



念をしっかり押され電話が切れた

これは行くしかないよな……

あぁめんどい



それと、




なんか……嫌な予感がする、、





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