ただ温もりに触れたいだけ。

" ꄗ " ページ35

緑side





｢次に王位継承のニュースです、、｣

最近はなんだか王室関係のニュースが多い。

テレビにはくっだらない映像が流れていた。
映る人映る人がみんなニコニコ、、偽り、、


帰りたい。


俺だけが、、逃げた、、あの空間、、、、



涙が止まらない顔を隠すべく
今日もまたお風呂に逃げた。







,



リビングに戻ると珍しくまだ大毅くんが起きてた


赤｢なんか飲む？｣


は？そんなこと言われたことない、、

なんかしら吐かせる気？？


緑｢……いらない、｣


赤｢そう、か、、｣



なんか変な空気、、



緑｢先、寝るな？…明日からがんばって下さい。
………おやすみ、｣


ほんまはこんな早い時間には寝ないけど、
今日は起きてる怖いような気がする


赤｢……｣


大毅くんも何も言わんし、ほんなら寝る。


赤｢っ、神ちゃん！あのさぁ……
話……があるんやけど、、｣



リビングを出ようと動き出すと掛けられた声




緑｢何？｣


赤｢いや、、そんな、悪い感じではなくて、、｣



そのまま手招きされるようにして
仕方なしに大毅くんの隣、ソファーに座った。



"  ﾉ ﾛ ｲ ﾋ ﾞ ﾄ ﾊ ﾋ ﾄ ｺ ﾞ ﾛ ｼ  "



久しぶりに聞こえたお上人様からのお告げ

それだけの期間大毅くんのそばには近寄らなかったということ。


それを振り払ってでも傍に、、隣に行きたかった



怖いけど、
恐いけど、、




緑｢……何の話？｣



今を逃したらいけないと俺の当たらない勘が叫んだ





,

key - 4→←" ꄗ "

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す