ただ温もりに触れたいだけ。

" ꄗ " ページ29

緑side




まだ耳は変な感覚を持ったまま
のんちゃんが持ってきてくれたうどんをすする


緑｢めっちゃうまっ！！｣


桃｢毎日でも来れるな！｣


偶然にも同じの店の同じ種類のうどん。
それなら一緒に頼めば良かったのにな笑



桃｢……あんな、神ちゃん。
話があるんやけど、、｣


しばし無言で味わい
半分くらい食べ終わった所。


のんちゃんが話出した

器を見るともう食べ終わってたみたい。



緑｢ん、なに？｣


なんやらもじもじしてる様子、、

きっと真剣な話なんやろうって箸を1度置いて
姿勢を正す




桃｢……学校、、行こうと思って……｣


やっと聞こえたのはいつもののんちゃんとは違う
自信のない細々とした声、


緑｢、ほんまに…？｣


桃｢うん、｣


恥ずかしそうにもっと俯いたのんちゃんは
一瞬顔を上げて不安そうな顔した。




桃｢あ、学費は照史が出してくれるらしいし、一応バイトだって、、お金はどうにかする！！

俺も神ちゃんに会うまでずっと誰も信じてなかったし、大毅ともずっっと距離取ってた……
でもこれじゃあかんな、って…

あんとき、勇気出して迷子なってた神ちゃんに話しかけたから今はこんなに楽しいから、もうちょっと勇気出してみようかな…｣




一生懸命伝えてくれた言葉は１つ１つが丁寧で重みがあって…
よく決心したな！
そんな親心でさえ芽生える、、


緑｢めっちゃ凄い判断やんっ！！……よく…っ、、｣


桃｢なんで神ちゃん泣いてるん…っ笑｣


緑｢だってめっちゃ……なんか親目線……？笑
いつから行くん？どこの学校？？｣



教えてもらったけど
ここら辺の土地勘もなんも無い俺はよく分からんかった


けど嬉しいのには変わりはない。


残りのラーメンすぐに食べ終わって
その後文房具とか全部買ってあげたで笑笑


ほんまに可愛い弟出来たみたい笑



さて、俺もほんまの義弟(おとうと)にそろそろ……
会いたいなぁ、、




'

" ꄗ "→←" ꄗ "

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す