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クミ『本物がうちにいる...オーラがすごいし、なによりあんたホントすごいね。。韓国敵だらけじゃん。笑』
カウンター越しに赤ちゃんを愛おしそうに見つめるテヒョンを見ながら笑って私の方をバシッと叩いた親友
『笑えないんだけど?笑』
私を見てふふっと笑ってたかと思えば、少し悲しい顔をして私を見る
クミ『...あんな顔してたらテヒョンさん悩むんじゃない?Aの事だからきっと、子供とか結婚とか諦めなきゃって思ってるんでしょ』
私が何を考えてしまったのかバレバレだったみたい
さすがクミだな
好きになった時テヒョンが芸能人だって知らなかった
私はもう三十路で、そろそろ次に付き合う人と結婚するのかなとか漠然と考えていたから
テヒョンを好きになれた時、少しだけ結婚や子育ての妄想をしたりもした
だけど彼はアイドルで、
ただのアイドルじゃなく、恋人がいるなんて、バレた時には命狙われちゃうんじゃないかと思うレベルで人気がある人だった
結婚なんてきっと事務所も世間も許してくれない
彼がアイドルだとわかった時には引き返せないほど惚れていた
彼と居れるならそれでいい
結婚とか子供とかそんな贅沢なこと言っちゃダメだって
思っちゃダメだって分かってる
少しでもそんな事感じさせてしまったらきっとテヒョンは申し訳ないと悩んだり苦しんだりするかもしれない
それは絶対に嫌だから、私は自分の気持ちには蓋をしようと思ってたのに、また顔に出てしまってたんだ...
『歳が歳だしやっぱり考えちゃうよ...でも、でもわかってる。気をつけるよ』
と、ニコッと笑うと
クミ『すごく難しい問題だね...でもさ今は高齢出産も増えてるし!10年後くらいには結婚できるんじゃない?』
『ははっ、そうだね、10年も別れずに居れたらいいな』
クミ『うーん、なんかあんた達結婚する気がすごくするよ。2人で並んでるとすごくお似合いと言うか、しっくりくるよ。私の勘は当たるんだよー?』
そんな嬉しい言葉を言いながら作ったドリンクをもって、テヒョンがいるリビングに戻る親友を追いかけた
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ちふゆ(プロフ) - ワカさん» こんばんは!コメントありがとうございます!そんなに喜んで貰えて嬉しいです!笑、頑張って更新して行きます!いつもありがとうございます☆ (2023年3月13日 23時) (レス) id: fe6888fa87 (このIDを非表示/違反報告)
ワカ(プロフ) - こんばんは^ ^ 更新ありがとうございます!! お話大好きで更新来る度踊り狂うくらい嬉しいです笑笑 赤ちゃんどうなるの?てってさんとわかれちゃうの? ハラハラ展開ですが、更新お待ちしてます! (2023年3月13日 23時) (レス) @page48 id: 49486d4f47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちふゆ | 作成日時:2022年7月4日 17時