君を想う3------TH

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りんごひめ〜〜


眠りひめ〜〜



おーーい






遠くから優しい声が聞こえる




「ん....はっ！！やば寝てた！」



覚醒1秒で寝落ちしてしまってたことを把握

知らない間に寝てしまっていたらしく

アホな寝顔を覗きこまれ起床




『て、テヒョン、ごめん寝ちゃって』


髪の毛を整え座り直す
テヒョンはその横に座って私の髪の毛を撫でる


TH『ふふっ、疲れてたんだね？おかえりA』


『...ただいま?』

ただいまと言うには全然馴染めてないこの家
おかえりと言ってくれてくすぐたい


TH『ねぇ...あのTシャツ着てないの？笑』


少しイタズラな顔で笑う



『いい歳してあんな事してごめん...反省してる...』




TH『僕のあのメッセージ気づいてくれたんだよね？最高のお返しだったよ？ありがとう...この数週間不安にさせてほんとにごめん』



『いや、私こそほんとにごめん...きつく言いすぎた...いつも素直になれなくてごめんなさい。』




TH『A...』



真剣な顔で少し泣きそうな目で私の名前を呼ぶ




TH『これ、もらってくれる？』



背中から出てきたのは、誰もが知ってるハイブランドの赤い箱



『..私に？』



TH『うん、少し遅れちゃったけど、誕生日プレゼント』




『え...あんな素敵な歌貰ったのに...』




TH『あれは誕生日じゃなくてもAにどうしても届けたかった歌だから。。ねぇ開けてみて？』





今まで、誕生日プレゼントをもらってこんなに嬉しくて胸が苦しくなったことなんてない


この数週間色々なことがあったから、ほんとに情緒がおかしくなってるのか、どんどん視界が自分の涙で見えずらくなる


少し震える手でリボンを解いて箱をあけると



ブラウンの革ベルトの細身の時計が入ってた

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