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楽しかった休日も終わり、次の日いつも通り編集をしていると、
「ねぇはじめぇー、コレ見たー?」
「あ、見た見た!」
後ろから聞こえる声。
きっと、横のデスクのはじめくんと後ろのデスクのだいちくんだ。
だいちぃ 「これあり?!」
はじめ 「完全にやられた…」
だいちぃ 「休日に2人で出かけるなんてもう…、ねぇ??、」
なんのことだろうと思っていたが…
そういえば、昨晩たなっちが私とのツーショットをツイートしていた。
あちゃーと思っていると…
はじめ 「どーなんすか?」
突然肩に手を置いて真横に顔をのぞき込ませてきたはじめくん。
「なんも、ないですよ笑」
だいちぃ 「うっわ!今、目泳いだ!」
「泳いでない泳いでない!」
はじめ 「えー、まじぃ?!、やだやだたなっちだけには取られたくない!」
「なんのことっすかー?」
自分の名前が聞こえたからか、リビングから顔を出すたなっち。
だいちぃ 「おまえぇ!昨日Aちゃんとデートしてたろ!」
たなっち 「デートってか…、まぁ、デート?笑」
ちょっと笑って、こっちに首を傾げる。
あぁ、やっぱりいつもよりかっこよく見えちゃう…
だいちぃ 「はい!ボス完全にこの2人できてます!」
はじめ 「あぁー、この際恋愛禁止にしたいけど、それはそれで俺も嫌だ!」
2人で頭を抱えてしゃがみこむ。
それを見て笑っているたなっち。
こんな平和な日常も、私が恋愛感情を持ち始めたらきっと崩れちゃう気がした。
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作者名:向葵 | 作成日時:2018年8月18日 22時