はたけがーる。 (ページ38)

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ふぁーー…

目覚めとともに大きなあくび。

カーテンを開けると、太陽が朝日のような優しい光ではなくギラギラと照っている。

｢久しぶりに目覚ましなしで起きた、、｣

そう、今日は幸せな幸せな休日!!

沢山の愉快な男達の面倒を見ることもなく優雅に自分のために時間を使える日！

ソファーに座り、ナイトモードにしていたスマホの電源ボタンを押す。

｢なにこれ、｣

スクロールしても通知が終わらない。

『おーい！起きてるー？』

『ねぇ、まだ寝てるのー？』

『スタンプ』

『スタンプ』

『いい加減起きなさい！』

『たなっちさんから着信がありました。』

｢たなっちか…｣

と呆れていると、規則的に震えだすスマホ。

画面には『たなっち』の文字

｢もしもーし｣

たなっち『あ、おはよ』

｢おはよぉー、｣

たなっち『もうお昼ですけど』

｢いいでしょー、休みなんだから｣

たなっち『ズボラな小娘だ』

｢うるさぃ｣

休日まで悪口言われなくちゃいけないんか！私は！

たなっち『ちょっと、買い物付き合ってほしいんだけど』

｢えぇー、｣

たなっち『なに、なんかすることあった？』

｢ないけどー、｣

たなっち『じゃ、迎えに行くわ』

｢ほーい｣

たなっち『準備とか時間かかるだろうしー…、1時間半くらいあれば大丈夫？』

こういう所は、女心わかってるんだよねー。

｢うん、OK｣

たなっち『じゃねー、』

｢またあとでー、｣

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