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#37 (リクエスト) ページ37











はじめ 「ねぇ、もしさぁ俺が体調不良になってもお見舞い来てくれるの?」


「全然行きますけど、住所知らないです笑」


はじめ 「じゃ、俺がAの家いくね笑」


「それはちょっとー笑」









赤信号になり車が止まった。









はじめ 「でもさ、俺は嫌だったよ」


「嫌って…?」


はじめ 「Aがだいちの家に行くって言った時、やだなぁって思った」









信号待ちの車内。

はじめくんはこっちを見ることはなく信号をじっと見つめたまま話していた。









はじめ 「でも、今日は俺がAと2人っきりでご飯食べたからチャラ!!!」



















はじめ 「ねぇ、Aは俺とこうやって2人でご飯食べに行ったりしてもなんとも思ってくれないの?、」









いつもみたいにふざけたりしてない真剣な問いかけになんて答えたらいいのか戸惑う。

赤信号を見つめるはじめくんの横顔はすこし寂しそうに見えた。









「ぁ、青だよ、」









答えになっていない言葉を放った。









はじめ 「ごめん、おれ変だね笑」









なんて答えたら良かったのだろう。



わたしははじめくんと一緒にいる時どんな気持ち?









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作者名:向葵 | 作成日時:2018年8月18日 22時

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