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「はじめくん、ココかコッチ、どっちでカットした方がいいですかね?」
はじめ 「んー、手前っすかね」
「了解ですっ」
疑問が解決しリビングで編集を再開しようと思った時、
はじめ 「あ、あの…ちょっと話が」
「はい、」
はじめ 「最近めちゃめちゃバズった畑の動画知ってます?」
ようへゐ 「あぁー、あれっすよね。心霊の」
片耳のイヤホンを外しながら会話に参加する。
「え、そうなんですか?」
はじめ 「そうなんすよ、その理由が、」
「え、映ってた…?」
コクコクと頷くはじめくん。
「うっそ!むり!除霊した方がいい…」
はじめ 「あ、お化けじゃないっすよ?笑笑」
え?
はじめ 「お化けじゃなくてー、Aちゃんが」
「えーー!!!!。す、すいません!」
はじめ 「まぁ編集してる俺達も気が付かなかったし、全体のミスではあるんですけどぉ」
足を組み替え、考えるポーズをとる。
はじめ 「もう、いっそAちゃん動画に出ちゃわない?」
「はい?、」
予想外の発言に固まってしまった。
だいちぃ 「ついにAちゃん、動画デビュー?!」
ようへゐ 「いいじゃないっすか!」
はじめ 「いや!、まぁAちゃんが良ければなんですけどね。」
たなっち 「でも今まで誤魔化してきたのにどうしていきなり?」
ついさっきまでリビングに居た、たなっちがいつの間にかドアの入口に立っていた。
はじめ 「いや、今回は心霊動画ってことで、女の霊の声が入ってる!って視聴者さんも信じきってるし相当怖い映像になっちゃってるんすよ。」
ようへゐ 「たしかに、噂になってる声ってのが笑い声だったし怖いっすよね」
はじめ 「それでバズっても、なんか嘘ついてる感じになっちゃうし…、あと…」
たなっち 「まだなんかあるんすか」
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作者名:向葵 | 作成日時:2018年8月18日 22時