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#19 ページ19











だいちぃ 「おーい、大丈夫かー」


「んー、だめー。たすけてー、」









大食いは完食して無事に終わったものの…

意地を張って無理して食べた私は、ともくんが片してくれた仮眠室で完全にダウンしていた。



今まで感じたことの無い食べ過ぎから来る胸焼けと吐き気。









だいちぃ 「こんなんなるまで食べるー?普通さ笑笑」


「だってー、けんすけがいじめてくるんだもん」


だいちぃ 「意地は張るもんじゃありません」


「でももう大丈夫だから、仕事戻っていいよ?、」


だいちぃ 「いいのいいの、」









ベットを背もたれに座り込んだだいちくんは全く動く気配がない。









「でも、編集…」

だいちぃ 「人の心配よりまずは自分の心配しましょうねー」









お母さんみたいな笑顔を浮かべて布団を直してくれる。









「ほんとに大丈夫なの…?」

だいちぃ 「そんなに言うなら戻ろうかなー?」









立ち上がるような素振りを見せるだいちくんを見たら、なぜか突然不安が押し寄せた。









「やっぱり、、」

だいち 「なに?、どした?、」









素直に気持ちを伝えるのが下手な私をわかって、聞き返すんだから。









「行かないでよ…」


「ここに居て??」









精一杯の女子力でドSだいちくんに挑む。









だいちぃ 「ほんとさ、なにされても知らないからなぁーー!」









私に見えないように座り直したけど、真っ赤な耳が見えている。



なかなか見られない照れただいちくんを見れたのと、必死に謝ってくるけんすけが面白かったからか体調はすぐに良くなった。









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作者名:向葵 | 作成日時:2018年8月18日 22時

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