僕らのマドンナ。【畑】

親分の優しさ、はじめくんの優しさ。 ページ19

親分さん、優しい人だなぁ。
それにこの人にいろんな人が
慕ってついてくるってすごく理解できる。







動画でもそうだし、
初めて会って話したのにわかる。









ヒ「あの、僕の顔なんかついてます？」


「え？、」


ヒ「いや。ずっと見てるんで(笑)」


「あ、すいません！！」


ヒ「いえいえ！突然変なこと言った僕が悪いんですよ(笑)あ、ここにはじめくんいますよ。じゃ、僕はこれで！」


「あ、はい！ありがとうございました！」


ヒ「そうだそうだ。もし迷惑じゃなかったら…これ、受け取ってください。」


「え、？」


ヒ「なんかあったらいつでも力になりますんでね！」









一枚の名刺を渡して去っていった親分さん。
去り際までいい人だな。←









ーコンコン。







((はーい))









あ、はじめくんの声だ。









「お邪魔しまーす…」


は「ど、どーも。」







え、…照れてる？←
目泳いでるけど…









は「あの…ごめん。俺すげー人見知りなんだよ。電話とかLINEであれだけいろいろ話してんのにな…ごめん、ほんと」









何で謝るの？
はじめくん、何も悪くないよ？









今にも泣き出してしまいそうな犬みたい。









…可愛い！！！←









「これ、ずっとあげたかったんだ。手、出してみて？」


は「ん、」









差し出された手に
あたしはよく動画で見るあのおもちゃを
はじめくんの手に置いてみた。









は「ぎゃぁああああああ！！！！！」


「(笑)(笑)」


は「え、な、なにこれ！？」


「ゴキブリのおもちゃ(笑)」


は「はぁ〜もう。心臓終わるかと思った！」


「ちょっとは緊張、安らいだ？」


は「あ、…ほんとだ。ありがとう…って言っていいのか分からんけど(笑)」


「いいのいいの！結果オーライだよ！」









はじめくんはやっぱこうだよね！
元気なはじめくんが一番！









は「とりあえずドライブでもする？」


「いいよ！」







はじめくんの提案でドライブをすることに。









「こんないい車乗ってんの！？」


は「まぁ、はい(笑)じーちゃんになってもコレ乗り回したいなって思うよ」


「なるほど！納得！」


は「ほい、ここどーぞ」







そう言ってはじめくんは
助手席のドアを開けてくれて
あたしに微笑んだ。






王子様のようですね。←

再認識した想い。→←▲作者より

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