+突然に+ ページ10
-Aside-
それから全てを打ち明けた私は
ずっと泣いていた
誘拐犯の男達は夜中まで
私の側に寄り添ってくれていた。
その優しさが嬉しくて
ずっと泣いていた。
これからはいつでも笑顔で頑張ろうと自分に誓い
いつの間にか深い眠りについていた
−−
目が覚める。瞬間に感じる…
空気が違う、下が騒がしい。
「Aー!!!」
久しぶりの声が聞こえる
外からはパトカーのサイレンの音
背筋がゾッとする…。
急いで男達を探した。
−−
久しぶりに日差しを浴びたせいか
眩しさでやられる
警察に囲まれている男達
あぁ行ってしまう…。
「行かないで…!!!!」
距離が遠くて叫ぶしか考えがなかった
注目も浴びる
声に気づいた男達
また、はじめさん達もこっちに来る
「連れていかないで…。グス」
「また居なくなっちゃうの…?ッヒク」
全速力で走り叫んだ。
「ダメだよ!A…!」
ようへい君とはじめさんに捕まった
「やめて…。離して…。」
必死に追いかける。彼らを
何m
何cm
「お兄ちゃん…。」
サイレンと共にいなくなる
パトカーと男達
辺りには野次馬と残りの警察と
私達
また一人になった…。
・
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作者名:藻兜利 | 作成日時:2019年5月6日 21時