傍迷惑な居候*゜☆ ２ (ページ16)

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“俺の” ページ16

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和也「…もしかして告白でもされちゃったの？(笑)」

「……二宮さんには、関係ないじゃないですか」

和也「ったく………」

「っわ…！？」

引きずられるようにして、無理やりリビングまで腕を引っ張られて。

ポスンと簡単にソファへと落とされる体。

私を見下ろす二宮さんは、眉間にしわを寄せていかにも不機嫌そうで。

苛立ちを隠すようにグッと唇を噛みしめる。

　

和也「…………ムカつく」

「え…？」

言葉と同時に、鋭い眼差しを窓際に向ける。

……正確には、ウサギの首にかけられたままになってた、あのペンダントに。

和也「どうせあれもアイツにもらったんだろ」

「そうです…けど」
　

私がそう言うと、二宮さんははぁっと大きな溜め息を吐いた後、

何かを考えるようにしばらく目を細めて。

和也「…やっぱあの男、かなり腹黒いね」

「どういう…ことですか？」

和也「…知らないなら、教えてあげる」

私を捉えた二宮さんの目が静かに色を変えていく。

私の横にしゃがみ込んで、そっと耳元に顔を寄せると

悪魔のように甘く…囁いた。

和也「男が女にあーいうのプレゼントするのはね、“俺の”って意味なんだよ」

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