傍迷惑な居候*゜☆ ２ (ページ1)

今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:159,302 hit

ベストショットページ1

.

カーテンの隙間から差し込む

眩しい太陽の光で目が覚めた。

枕元には、ピンク色のリボンが結ばれた

可愛らしい袋が置いてあって。

「……っサンタさん！いつの間に！？」

飛び起きて早速、中を覗いてみる。

そこには

真っ白でふわふわしたマフラーに

綺麗なクリスマスカードが添えられていて。

クリスマスカードのメッセージには

『With best wishes for Merry Christmas.

― 素敵なクリスマスになりますように ― 』

「素敵な、クリスマス………」

非現実的な昨夜の空間がぼんやりと思い出されて、

少しだけ唇が緩んだその瞬間。

目の前に向けられたスマホと、

カシャッてシャッター音。

和也「ベストショット～！これ待ち受けにしよーっと」

「…っ何してるんですか！？」

スマホを見ながら一人でニヤケる二宮さん。

……いつの間に。

っていうかそれ、盗撮ですよね！？

撮られた写真は気になるけれど、

それ以上にいつも通りに戻った様子の二宮さんにホッとしていて。

色んな顔を知る度に、

どう接したらいいのか分からなくなって戸惑ってしまうから…。

.