【文スト】きみも悪い人でよかった 第二章【中島敦】

四十七 ページ21

あの後帰ったら、遅く帰ってきたにも関わらず何故か国木田さんに怒られず、少し私達は心配した

しかし、日が沈んでからもう長い時間が経っていたから、その日私達は問題無く寝床についた


これで一日目は幕を閉じた＿＿＿＿＿＿＿＿





二日目。
大きく息を吸うと、横浜ではきっと感じる事の出来ない、汚れの無い自然の臭いを体中で感じる事が出来る

耳をすませば、川が流れる清らかな音や、楽しそうな人々の声


そして、お肉や野菜が美味しそうに焼ける音…


今日はどうして此処へやって来たか、云うまでも無く判るだろう

皆を虜にしてしまうそれを


皆が大好きなバーベキューを！


「それじゃ、始めよっか」


『うん』


バーベキューの準備はどんどん進められていく

沢山の串焼きが並べられていく中で、私と敦君は焼きそば担当という、大切？な役割を与えられた


『ところで敦君、焼きそばってどうやって作るの？私判らないけど大丈夫？』


「大丈夫、さっき国木田さんに教えて貰ったから」


敦君はそう云うと、まず始めに麺を取り出した


「それじゃ、Aちゃんには麺を水で解してもらって善いかな？」


『解す？』


「うん。こうやって解すよ」


敦君は麺に水を掛けると解し始めた


『判った、やってみる』


「うん、お願い。それじゃ鉄板は温めておいて…」



私達の焼きそば作りは順調に進んでいた


この調子だと、きっと直ぐに美味しく出来上がって仕舞うんだろうな…
と、卵かけご飯以外作った事の無い私は料理というものを軽く見ていた

四十八→←四十六

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す