YCside ページ16
Aの部屋は分かりやすかった。
『AisROOM』
ってモダンな色のプレートあったし
ジュンスとノックすると
鍵があいているのがわかった
そっと開けると
ピアノに体を預けてるAがいて
近くにはギターやら楽器が多かった
YC「大丈夫？」
「平気です」
JS「…A」
Aは顔を上げずに
少し笑った
「ダサいですよね…殺されたのに帰りを待つって」
声が震えてるから
きっと泣いてるんだろうな…
「分かってます…もう帰ってこないのは」
YC「…」
「ただっ…約束…してたからっ…」
YC「俺も父さん亡くしてんだよ。気持ちは分からなくもない」
「待ってたらっ…帰ってくる気がするんです」
背中を撫でると
足に違和感があった
『にゃーお』
YC「んえ！？」
JS「ね、猫飼ってたの！？」
Aは
子猫を抱き抱えると
「雨の中濡れてたし可愛くて拾ったんです」
子猫はAの腕の中で
気持ちよさそうにしている
「自分に…似てたんです」
Aはポツリと言った
「雨の中…両親を待つ自分に重なったんです」
JS「っ…」
「はぁ…チェリンと付き合ってたら…」
YC「女同士っすよね」
「はい。私は普通に男が好きですよ」
なら付き合わなくていいだろ。
もしかして、自分責めてるのか…？
YC「Aは悪くない」
「え…」
YC「悪いのはチェリンだから」
そう言うと
すこし目をうるわせた
JS「僕、下に戻ってるね」
ジュンスがそう言って
部屋を出たのを確認して
おれはAを抱きしめた
YC「寂しかったろ…怖かったろ…」
「はい…」
YC「俺たちが守るから」
Aは
子猫をおろすと
俺の背中に腕を回した
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蓮(プロフ) - りるさん» コメントありがとうございます！TT頑張ります！ (2017年9月12日 21時) (
レス) id: 372808488f (このIDを非表示/違反報告)
りる - 初めまして！素敵なお話ありがとーございます(*^^*)このお話、大好きです♪更新頑張ってください(#^.^#) (2017年9月12日 18時) (レス) id: 96787797b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮 | 作成日時：2017年9月5日 17時
