ツンが強すぎる萩原彼女の話【警察学校組】【名探偵コナン】 (ページ10)

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萩原 side

昼食休憩中に、突如流れた俺の彼女によるヘタレエピソード暴露テロ。もちろん校舎全体に行き渡るので俺にも聞こえるわけで。

いやいや何してくれちゃってんの？？情報網怖すぎな？？？あと時々出てくるイケメン発言で惚れ直しそう(末期)。とか脳死した頭で考えてたら隣の友人が肩つついてきた

｢……お前の彼女何してんの｣

｢俺が知りてぇ…ｯｯ｣

｢おい萩原ァ"ッ！！！手綱握っとけって言ったよな2人分！！！｣

｢いや俺今飼い犬に裏切られてほぼ噛みつかれ状態なんすけどォ？！｣

どっからか湧いてきた担任の理不尽さに泣き叫ぶと、放送室に松田と自分のカバンを持って来いというご命令。

持っていたスティックパンを袋ごと握り締めて羞恥心で真っ赤な顔の中教室を経由して放送室へ向かったのは言うまでもない。

『お、きたきたヘタレ萩原チャン』

｢もー俺お嫁に行けないってば！！！｣

放送室で女王と近衛兵の如く鎮座していた2人に鞄を渡すついでに、Aに抱きつくと頭を撫でられた。

至近距離で視線がかち合うと、さっきまでのテロが思い返されて余計に首筋まで赤くなった気がする。誤魔化すように抱きしめる力を強くして顔を見られないようにするも、そんな俺を知ってかしらずがAは笑う

『私以外のところに嫁ぐ気でもあったの？』

｢ないですごめんなさい大好きです(即答)｣

｢ツッコミ不在だから言うけど逆だからな｣

『松田って何気にこういう時だけ常識人だね』

｢分解魔のクセにー｣

｢揃いも揃って解体されてーかバカップル｣

青筋立てた陣平ちゃんにウィンク付きの謝罪したら殴られた。解せぬ

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