ツンが強すぎる萩原彼女の話【警察学校組】【名探偵コナン】 (ページ45)

今日:175 hit、昨日:122 hit、合計:35,410 hit

44 ページ45

'

You side

ぼんやり、さっきまでの夜風はどこに行ったのか。夢現(ゆめうつつ)でそう思った、そういえば私何してたっけ

確か……ガラスが割れて、屋根の上登って、なんかとんでもない話聞いて…

─────誰から？

何をしてたか思い出した途端に頭に痛みが走った、

『……っつー、！！』

｢Aッ、起きた？！｣

｢桐生刑事！！みんな桐生刑事が起きたよ！！｣

聞き覚えのありすぎる声が周りから聞こえる。何回か目を瞬かせて、ハッキリした視界にはいつものメンバーがいた。薬でも吸わされたのか頭がガンガンするのを、少しでも収めるべく左手で顔を覆う

『あんにゃろ、(色々聞くついでに)次会ったら絞め殺す…』

｢ゼロ、今の言葉聞いた？さっきの萩原と同じこと言ってる｣

｢夫婦って一緒にいると似てくるって言うだろ｣

｢お前ら、桐生からぶっ飛ばされても文句言うなよ……｣

どうやらここは医務室みたいなところらしい、簡易ベッドから起き上がるとポケットに妙な感じがあった。

そして凄まじい速度で思い出されるキッドとの会話。

　 ICPO 灰被り

　猟奇殺人画家

　巻き込まれた

　小さい頃

　残酷すぎる殺人方法

　湊が狙われてる

　危ない

──────────USB、ロックかかってるけどAさんなら解けるよ

『……萩原、私のパソコン！！！』

｢は？！もう仕事する気なのバカなの？！｣

『いいから早く！！』

'