ツンが強すぎる萩原彼女の話【警察学校組】【名探偵コナン】 (ページ41)

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いきなりどデカい組織の名前を出されて思考停止してる。は？ICPO？インターポール？？？

なんでそんな所から情報出してきてんの？？？そして極秘ファイルとは？！

｢まず…、怪盗をするにあたって自然と情報は必須なわけで｣

『そりゃそうよね、情報ゼロの盗みとか死に行くようなものよ。……まさか情報ってその延長線上で？』

｢大正解Aさん！！それで今回たまたま見ちまったんだよ、セキリュティの緩んだ隙に覗いてたら…｣

─────“猟奇殺人画家、灰被り”

『灰被り…シンデレラの原作ね』

｢あまりに残酷すぎる原作の灰被りに乗っ取った殺人方法や、人格の異常性が度を越してるから世界に発表すると混乱を招く。だから各国の警察機関が揃って隠蔽している、国籍年齢性別不明の連続殺人犯。これ情報抜いてきたUSB、ロックかけてるけどAさんなら解けるよ。刺したパソコンの情報抜くとかは入ってないから安心して｣

そう言いながら私の手にUSBを握らせるキッド。わざわざこんな形で会いに来たことにも、言われた情報にも理解が追いつかないけどかなりマズイことだけは分かる。

『いや、何しれっと極秘ファイル抜いてきちゃってんの。てかその“灰被り”と私たちの関連は？！』

｢それもその中にある、もしもっと知りたかったら俺を訪ねてよ。江古田高校に居るから！！｣

ニパッと高校生らしい笑顔がモノクルの下で弾けた記憶を最後に、私の記憶は暗転した。

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