ツンが強すぎる萩原彼女の話【警察学校組】【名探偵コナン】 (ページ40)

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『ところで、明日も平日だけどこんな事しちゃって明日学校大丈夫なの？』

｢おや、なぜ私が高校生だと？｣

『顔立ちがあまりに若い、それに顔を見せてもらったから見当ついちゃった

私とアンタ……会ったこと、あるよね』

そう言うと、キッドは目をぱちくりして笑い始めた。

あぁ、思い出してきた。この笑い方も覚えてる、手先が器用であの時もちっちゃい手品見せてくれたよね

『確か7年前。私が警察学校に在籍してた時に、泣きついてきた黒羽快斗クン……だよね？あの時9歳かそこらだったから、今高校生やっててもおかしくない年齢だし』

｢……嬉しい誤算だな、思い出してもらえるなんて｣

『お、やっぱり正解？あの泣き虫がこんなキザになっちゃって…、｢犬が川に流されてるんだ！！お姉さん助けて！！｣ってボロ泣きしてた子とは思えないね』

｢うっせ！！あんときゃ必死だったんだよ、オレが行ったって流されるだろうし…｣

『大人に助けを求めたアンタは間違ってないよ、偉い偉い』

ふわふわな頭を撫でると、若干耳を赤らめて｢やめろよ｣なんて笑ってる。あ、撫で心地ちょっと松田に似てるかも

『それで、わざわざ7年ぶりに忠告しにきたってどういう事？』

｢……弟さんが、いやAさんも…狙われてる｣

『情報源と信憑性は？』

｢情報源は言えねぇ、信憑性も…証明のしようがねぇからただ信じてくれとしか……

でも、小さい頃2人ともその犯人が仕掛けた事件に巻き込まれてるはずなんだ｣

『……小さい頃？何も事件とかは巻き込まれた記憶は無いわ』

そう言うと、信じられないという表情で肩を掴んできた。目にも疑いと驚きの色がある

｢Aさん、覚えてないなら俺は信憑性を出すために情報源を言わなきゃいけない。情報源言えないって言ったけど、それだけヤバいところだから……他言しないって約束してくれる？｣

『それで湊を守れるなら』

｢……ICPOの極秘ファイル｣

『は？』

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