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江戸川side
｢クソッ、ブレーカーを落とされた！！｣
｢太陽神の監視カメラは？！｣
｢切断されてます、切れる直前までは誰も写っていません！！｣
なんだ、何かおかしい…。太陽神をアマテラスに言い換える意味、神話にまつわる予告状、この状況もヤツの思いどおりになってるみたいだ。なにか…なにかもうあと1ピース、
｢ねぇ緑川さん！！アマテラスってどんな神なの？！｣
｢なんだって今そんなことを────｣
｢お願いッ、覚えてることでもいいから教えて！！｣
そう言うと緑川さんは少し考えるように首を傾げるのが暗闇で見えた。そして、一つ一つ言葉を紡ぐ。
｢……アマテラスは確か……、親の神が穢れを落とすために水を浴びた時、目から生まれた。もう片目から生まれた弟は、日を司るアマテラスとツイになるような形で夜を司ったから…ツクヨミと言われてるはず｣
最後のピースがハマったような気がした。
予告状で“貴方のアマテラス”と言った意味……
湊さんをツクヨミに見立てて、姉である桐生刑事をアマテラスと比喩したんだ！！絵の太陽神じゃない！！だとしたら、狙われるのは─────
｢桐生刑事が危ないッ！！｣
｢は、？！｣
｢はァ"？！なんでAが出てくんだよ！！｣
いつのまにか別の機動隊と合流していた萩原隊員と、指揮をとってる松田刑事が後ろにいた。と思ったら首根っこ引っ掴まれる
｢どうしてAが危ないんだ、何を知ってんだ？！｣
｢萩原、落ち着け｣
｢落ち着いてられっかよッ、Aは何処だ？！｣
─────ｶﾞｼｬｰﾝｯ
耳を刺すような、ガラスが割れる音がした
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作者名：はしゅら | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hassyu
作成日時：2023年12月30日 21時
