ツンが強すぎる萩原彼女の話【警察学校組】【名探偵コナン】 (ページ37)

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ﾋﾞｨｨｰｰｯ、ﾋﾞｨｨｰｰｯ!!!

鼓膜を破るような警報音が鳴り響いた、まず動いたのは機動隊と私たち。最初から持ち場を離れない人員と動く人員を分けていたみたいで、半分の人間が私たちに続いた

警備室の前にいくと中森警部が既に部下と連絡をとっていた。走る私たちと合流して情報を共有する

｢中森警部、現状は！！｣

｢2階の窓が割られた！！そっちには先に1班を向かわせてる！！｣

『私は湊と合流して太陽神のところに行く、他は逃走経路見といて！！』

各々散らばって、私は携帯片手に湊にコールしながら階段を駆け上がった。でも繋がらない、電波状況をみると圏外……。クソッ、妨害されてるのか！！

『湊ッ…何処にいるの？！』

焦りが募って足元がもつれた、そしてその時

─────ｶﾞｺﾝｯ

『なっ、電気が…！！』

刹那、月明かりだけが光源として降り注ぐ部屋に目が吸い寄せられ……ヒトカゲが見えた

｢あぁ…会いたかったです、

─────────“アマテラス”｣

『キミは……』

ヒトカゲは右手を大きくふりかざし、ガシャーンッと大きな音を立ててガラスを割る

吹き込んだ風でヒトカゲのマントが揺れ、モノクルが煌めいた

『まさか……、キッド？！』

そのヒトカゲは、ニンマリと笑った

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