ツンが強すぎる萩原彼女の話【警察学校組】【名探偵コナン】 (ページ29)

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一通り個展会場の警備体制や、セキリュティの確認が終わったところで私はまたスマホの中の予告状のにらめっこしていた。

『……アマテラス、太陽神』

｢桐生刑事、何かひっかかる？｣

『んー…、アマテラスって所になんかねぇ』

しれっと隣にきた江戸川少年もはや驚く元気もない。そして後ろにいる哀ちゃんに湊、まーたぞろぞろ来たね。

｢でも……僕自身これはアマテラスをモチーフにしてるし、その情報は少し前からkwitterに上げてる。誰でも調べれば掴めるよ？｣

『それでも不思議。キッドが出した前の予告状を見ても、盗むものは明白に書いてあることが多かった』

｢そうね、時刻や日付は暗号チックではあったけど……大体は確かに目的のものは隠語を使わずに書いてあるわ｣

私の右に哀ちゃん、左に江戸川少年、後ろに湊という構図がなぜ出来てるのかは知らないけど、今哀ちゃんが言ったことが違和感の正体である

｢つまりアマテラスが作品じゃなくて、別のを指してるって可能性があるのか…｣

『おーい出てるぞ少年らしからぬ江戸川少年』

｢僕はそれ以外のアマテラスなんて描いてないけどなぁ…｣

｢今回の予告状は、国は違えどそれぞれ神話が関わっているわね｣

｢それにしたって神話に関係する写真は撮ってないし、絵も太陽神以外描いてないよ！！｣

『じゃあキッドが盗む物は何…？』

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