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そして翌日、私と萩原……そして湊は豪華絢爛な部屋にいた。もはや見なれたここは鈴木財閥ご令嬢の鈴木園子に招かれて通された応接室。
周りを見れば少年探偵団に蘭ちゃんと招いた本人園子ちゃん、そして阿笠博士と毛利探偵。
極めつけは…
｢楽しみだね安室くん！！｣
｢ふふっ、気持ちはわかりますがはしゃぎすぎですよ緑川くん｣
公安コンビがいる事だ(震)
『え、何始まるの怖いんだけど。てか降谷の笑顔も怖いんだけど』
｢俺も知らない、てか朝方リムジン乗せられてから現実逃避してる。それな降谷ちゃん怖い｣
｢次郎吉さんが個展のことで話があるんだって、運転手さんの家庭の悩み聞くついでに言ってたよ｣
｢『何打ち解けちゃってんの』｣
湊のいつものド天然にはもはや深くツッこまない。湊は素がこんなにも天然だから人の懐に入るのが上手い。いつも色んな情報を知らずのうちのもってるのももう慣れた…
｢あれ、お前ら非番にしたはずなんだが…｣
｢何でいんだよ、目暮警部に連絡すんぞ｣
『伊達？！それに松田も？！』
｢お前ら何で？！｣
｢｢それはこっちのセリフだよ｣｣
まさかの同期全員集合で、驚きを隠せない。とはいえ2人はスーツなので仕事だろうと見当をつけた。え、結局事件に首突っ込んでない私？
これ以上怒られんのは勘弁…！！と震えてると肩を叩かれた、振り返るとあらびっくりトリプルゴリラとその飼い主が(強めの幻覚)
｢皆さんお揃いで、鈴木次郎吉相談役に呼ばれましたか？｣
｢僕たちはそうなんだけど、陣平兄さん達は？｣
｢お前の個展にキッドが予告状出したから、その警備とか下調べだよ。まぁ鈴木のジイさんに呼ばれたことに変わりはねぇけどな｣
｢どうやら捜査一課以外は、湊の個展で関係者公開の招待券がある人だけ集められてるみたいだな｣
『なるほどね、どうりで知った顔しかいない訳だわ』
辺りを見回して納得のため息を吐くと、応接間のカーテンが下ろされて電気が消える。そしてひとつのスポットライトがさした先には─────
｢ようこそ集まってくれた諸君！！今度こそキャツを捕まえるために力を貸してくれ！！｣
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作者名：はしゅら | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hassyu
作成日時：2023年12月30日 21時
