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「はーいお話は済んだようなので寝ますよー」
『いやいやいやほぼ1徹未満だから見逃して、私やる事ある』
「だーれが1徹未満だ、その前に5日前からろくに寝てないヤツがんな事言うなバカ」
『うわっ、松田それ禁句ッッ』
「安心しな、佐藤と高木がお前の分までやるって張り切ってたぞ」
『伊達そこは後輩を休ませて?!?!』
「って訳で寝るよA」
『いやああああッッッ!!』
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「桐生君…」
『ウィッス』
仮眠5時間から目暮警部に呼び出されて、自分のやらかしを隅から隅まで頭の中にリストアップしてるなう。
「弟くんがキッドに予告状を出された件について気になるのは分かる。だがそれ以前に君の無茶は目に余る……」
『いやぁすみません、治すんで教えて下さい。もしかして、この前犯人に回し蹴り3連発食らわせたことですか?それとも走行中のトラックの上に乗って乱闘騒ぎした事…あっ、もしくは半月前の毒ガス撒き散らかされたフロアでガスマスク付けずに単身突入した事とか…』
事前予習最高、自分が何しでかしてるかスラスラ出てくるわ(白目)
「回し蹴り3連発は相手が拳銃所持していたから正当防衛として不問、トラックの上での乱闘騒ぎは今初めて聞いたが…問い詰めるには時間が足りないので今は聞かないでおく。ガスマスクの件はもう充分に叱ってるはずだが足りないかね?」
『そんな事ないですちゃんと心に刻み込みました(真顔)』
「はぁ……まぁいい、呼び出した件は君に3日間の強制休暇を与えることだ。溜まりに溜まった有給はこれで消化しきれないほどにあるから、伸ばしたければ存分に使うんだぞ。それと非番中に事件にあっても首を突っ込まないこと、良いかね?」
『いや私昨日非番でしたよ??それに最後のこの街でほぼ不可能じゃ
「“強制”だ、分かるかね?」
ヒャイ』
「僕、初めて桐生さんが休みとるところ見ました…」
「私も栄養失調で倒れた時以来よ……」
「よくやった松田」
「班長もな、よく他部署まで掛け合ってくれたわ。まぁ萩原も同じ分有給取れたのはほぼ奇跡だがな」
「萩原さんも?!」
「あぁ、やっぱりおアツいヤツらはくっつとかないとな」
「アイツもあいつで有給溜まってたからちょうど良かっただろ」
「松田くん、伊達くんもだぞ?」
「「…………」」
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作者名:はしゅら | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hassyu
作成日時:2023年12月30日 21時