ツンが強すぎる萩原彼女の話【警察学校組】【名探偵コナン】 (ページ24)

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『予告状はこれ、気になるところまとめあげたのはこっち。見ていいよ』

｢わぁっ、ありがとう桐生刑事！！｣

｢証拠品で喜ぶ小学一年生怖い｣

私のスマホ(仕事用)とノートを渡すとニコニコ顔で受け取って真顔で読み始めた。テンションの差で風邪ひきそう

『そういえば…江戸川少年ってキッドキラーだったよね』

｢え？うん、そうだけど…｣

『多分私より予告状見てると思うから聞くんだけど、今までキッドは頂くって言い方をしてたって本当？』

｢ボクが覚えてる限りはそう書いてあったよ？｣

『じゃあ“拝借”って書いてあるから今回は返されると思う？』

｢うーん…、文字通りに読むならそうだけど。でも怪盗の言うことだから……｣

『だよね、あまりに信憑性がない。それに湊の作品を狙うって…』

｢お金の話になっちまうけど、海外の目が肥えた富豪にもお墨付き貰ってるからねぇ。市場価値はうなぎ登りよ｣

『うん、でも…』

怪盗キッドが盗んだものは殆ど元の持ち主に戻したりする行為だった。それにそんな市場価値を気にして盗むようなふうに思えない

｢やっぱり桐生刑事も引っかかる？｣

『うん、今朝方に今までのキッド案件をほぼ全て目を通してきたけど…そんな私利私欲に盗みをするようには見えない』

｢待って待って、今朝方全部見てきたって？幾つあると思ってんの？？？それにA一昨日の夜も犯人追っかけ回してろくに寝てないよね？？？そりゃそんな寝不足な顔してるわけだよなァ？！寝ようほら仮眠室｣

ほぼ一息で言いきった萩原がうるさいので片手で制し、そのまま江戸川少年にだけフォーカス

『なにか……裏があるけどそれにあと1枚たどり着けてない』

｢ボクもそんな気がする、ちょっとツテ当たってみる！！｣

おい、小学一年生のツテなんざ普通はアテにしないけどキミのツテは色々怖い。と焦るも江戸川少年は｢ジュースごちそうさま！萩原隊員あとはよろしくー！！｣…えっ、萩原？って思ったら視界反転、担がれた

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