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『死神少年……おっと間違えた、江戸川死神…あぁ違った、江戸川少年なにか飲みたいものはある？』
｢ボクそろそろ桐生刑事にボール蹴りそう｣
『キミの殺人ボール喰らったらさすがの私でも気絶するわ、2秒』
｢ただちょっと記憶飛んだだけじゃん｣
ブスくれる江戸川少年を促すように200円自販機に入れると、｢じゃあオレンジジュースで。ご馳走様、桐生刑事｣。それに続いて私も紅茶を買って2人で休憩室のベンチに座る。すると見計らったかのように顔を出した人物、まぁ分かるだろうが萩原だ。
｢あれっ、A！！……と、毛利探偵のとこのガキンチョじゃん。どったの？｣
｢『ちょっと事件で』｣
｢あー…深くは聞かないでおく｣
死んだ目をした私を見て悟った萩原は、自分も自販機で缶コーヒーを買って飲んだ。そして一言
｢この街ヤバくね？｣
『何を当たり前なことを今更』
｢そろそろ天気予報と並んで犯罪予報ニュースで出るんじゃない？｣
『お、その予報めっちゃ欲しい』
なかなか江戸川少年いい制度を思いつくじゃないの。それあればいつ大きい事件起こるかわかるし、その日休むのとかできるじゃん最高。
｢いやいや怖いこと言わないでよ！？｣
『あったら便利じゃない？爆弾予報とか』
｢物騒すぎる、欲しいけど｣
揃いも揃って本当に警察官かと思うほどの物騒な会話が繰り広げられる。もはや冷静なのは江戸川だけであった…(唐突に始まる謎視点)
｢ところでキッドが予告状出てきたって本当？｣
『あれ、外部にはまだメディア規制してるはずなんだけどな』
｢えへへー、高木刑事に聞いちゃった｣
｢守秘義務大丈夫そ？｣
『後で一発伊達から喰らわせる』
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作者名：はしゅら | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hassyu
作成日時：2023年12月30日 21時
