ツンが強すぎる萩原彼女の話【警察学校組】【名探偵コナン】 (ページ22)

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｢あぁ、俺は確かにアイツを殺したよ｣

両脇で根津さんと古野さんが息を呑んだ。崩れ落ちた塩原さんはただ天を仰ぎどこか遠くを見つめていた

｢俺が、半身麻痺になった時…。3年前の今日、事故に巻き込んだ側は東の弟だったんだ。東はなかなかに実家が太くて、かなりの力を持ってたからそれを揉み消したんだ。

その為に俺を息のかかった病院へ連れていった。俺がその時、どこへ行く時だったか分かるか…？

……妻の出産中だったんだ。妻と俺の血はあまり同じ型が無くて、予定日より3週間早く陣痛が来て、緊急で手術をすることになった妻に献血をする為に出張先から急いで行っていたんだ。

そんな時に事故になって、妻とお腹の子には間に合わなくて、俺は半身麻痺になって…ッ、アイツが憎かった！！！ただの八つ当たりだってわかってる！！それでもッ、失ったものは戻らなくて虚しかったんだ…！！！｣

悲痛が、嗚咽が、鋭い痛みが肋を刺した気がした。別に綺麗事を言う訳でもない、こうなる気持ちはよくわかる。あぁ、やっぱり人間だなぁなんて思ったり思わなかったり

自白もしたのでそのまま担当地域の警察官に引き継いで、警視庁に戻った。

｢それにしても桐生刑事すごい推理だったね！！｣

……なんでか江戸川少年も一緒に

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