10 ページ11
'
「ふっ…そんなっ……くくっ、ごめんわらってなあははッ…!!」
「それは、ふふっ…災難でしたね…ッ、ふ」
突如蘭ちゃんがポアロに来たと思ったら俺の黒歴史(全校ジャック暴露事件)を教えて欲しいとせがまれた。どうせここで言わなくてもAにもう一度聞いたらすぐ話すだろうから仕方なく赤裸々に話すと、目の前にいた公安コンビは笑いすぎてカウンターの向こうで仲良く崩れ落ちた。失礼すぎる
「お前ら笑うならいっそ笑え!!蘭ちゃんはこんな事しちゃダメだからね!!」
「萩原隊員って今も昔も変わらないんだね」
「しませんよー」と手を顔の前で振る蘭ちゃんの前で、ガキンチョがオレンジジュースをちびちび飲みながらジト目で見上げそう言う。いやいや、俺よりも陣平ちゃんとAの方が変わらなすぎる。「そこのふたりと一緒で童顔だから〜」と言うと向こうから殺気が飛んできた。恐ろしや
「ところで萩原隊員、お昼休憩大丈夫なんですか?」
「え"」
何気ない顔で言われ気がつく、あと15分で休憩が終わるところだった。やべぇっ、ここから本庁まで飛ばせば間に合うか?!と少々危ないドライブをするかと考えたが即座に釘が刺された
「交通課に捕まらないようにしてね」
「ヒャイッ」
「ご自慢のドラテクも程々に」
「それゼ…っ、安室くんが言う……?」
'
73人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はしゅら | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hassyu
作成日時:2023年12月30日 21時