sound 03 僕と謎の仲間の音 1 ページ5
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「――ねぇねぇ、君っ」
貴「……え、あぁ、僕っ？」←
窓の外を眺めボーッとしていたせいで、
呼ばれている事に全く気付かなかった。
茶色い猫のような髪の毛に、
これまた猫のように大きな目。
裏のありそうな笑顔で、椅子に座る僕を見下ろしている。
貴「……あ、の……」
「あぁっ！僕はカノ、鹿野修哉って言うの！
君何か面白そうだったから、ちょっと来てみたんだけど〜」
貴「は、はぁ……」
……何が面白いのかさっぱり分からない。←
まぁとにかく、裏がありそうだが、
何となく話しかけやすそうな人だ。
きっと周りからもウザがられているのだろう。←え？ｗ
「……おいカノ、次遅れるぞ……。
ってあぁ、また変に絡みやがって」←
「何スか？また能力持ちッスか？」
カノ「おっキド！この子凄い面白そうなんだけど♪」←
貴「いやあのカノ君……何が――ってえ？」←
とカノ君に対しそんな事を言っていると、
いつのまにか僕の周りには再び人が集まっていた。
――『能力』と言う言葉が出て来たのは、気のせいだろう。
貴「……あ、ええと……」
「あぁ心配するな。俺らは不良とかではない」
先程カノ君に『キド』と呼ばれていた生徒が、
硬直する僕にそう言った。
と言うかまずこの人が、男か女かはっきりさせたい。←
キド「俺は木戸つぼみ。女だからな」←
あ、言ってくれた。←
スカートの下にジャージを穿いているキドさんは、
『つぼみ』と言う名前からして本当に女子だろう。
それにしても美人すぎる顔だ。←
「いきなりッスけど、
俺は瀬戸幸助ッス！宜しくッス！」
本当にいきなり登場した為、少し驚くが、
一応「よろしくっ」と微笑み返した。
……と言うかこの人も爽やかすぎて辛い。←
黄色のヘアピンを止めて……ってそれより何あの口調。←
カノ「あぁ。と、言う事で……。
あ、呼び捨てで良いからねっ！Aちゃんっ♪」
キド「カノが少しキモいが、まぁ宜しくな」←
セト「確かに……まぁ、いつもなんでっ！」←
カノ「ちょっとｗ」
転校してからまだ数分だと言うのに、
もう既に3人の愉快な友達が出来た。
貴「宜しくっ！キドとセトとカノっ！♪」
3人に精一杯の笑みを浮かべながらそう言うと同時に、
1時限目始業のベルが鳴ったのだった。
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貴遥＠カゲプロ、しゃちょー厨(プロフ) - 黒神龍さん» や、焼き土下座！？（笑 とにかくありがとうございます！！更新難しくなりますが…頑張ります！！ (2015年9月9日 16時) (
レス) id: 5dc01a6eeb (このIDを非表示/違反報告)
黒神龍(プロフ) - 面白いです！！焼き土下座待機して待ってますねー！ (2015年9月9日 0時) (レス) id: 72f7c484df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：貴遥＠カゲプロ、しゃちょー厨 | 作成日時：2015年5月22日 15時
