sound 23 ヒビヤの勇気がある話 【ヒビヤside】 ページ25
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いつ見ようが、何処で見ようが、
やっぱり君は美しい。いや可愛いの方が当てはまるか。
まぁどちらにしろ僕が、
ベタベタと言う程その子に惚れてしまっている事実。
ヒビヤ「……あ、弁当食べに行くのかな」
いつものように僕は、自身が惚れてしまった子――、
『朝比奈日和』を追っていた。←
……変態じゃない。アサヒナーと呼んでくれ。←
ただこの追尾が本人などにバレてしまえば、
きっと僕は家に引き籠って自 殺しかねるだろう。
友達と一緒に屋上で過ごす方が、
危険も冒さないしマシな筈だ。
が、やはり僕はそんな事は出来ない。
と言うか出来るものか！←
ヒビヤ「……ヤバい……今度こそ声掛けないと……」
何故なら、夏休みの旅行にヒヨリも誘いたいから。
随分簡潔に話したが、詳しく説明してみよう。
ヒヨリは気分屋なのだ。
あの「キモい」や「邪魔」などの罵声を浴びせられると、
何だかよく分からないが、非常に辛い感情になる。
そして実際にそれを見た僕が、
気安く「夏休み何処かに行こう」など言える筈もない。
ただそれは「周りに誰かが居れば」の話。
だから、ヒヨリが一人の所を狙えば……！
「……あんた何してんの？」
ヒビヤ「ハッ……」←
とんでもない事態になってしまった。←
背後から馴染みのある声が聞こえたので、
驚いて振り返ったが……やはりその声はヒヨリだった。
別に追尾していたのがバレなければ良いのだが、
どうやり過ごせば良いのやら。
ヒヨリ「で、何っ？」
ヒビヤ「あ、いやぁ……は、ハハハ……」
ヒヨリ「どうしたのよあんた……キモいわよ」
一瞬グサッと突き刺さる言葉を掃い退け、
僕はその後の言葉を紡ぎ出す。
ヒビヤ「……え、とさヒヨリ……？」
ヒヨリ「何かあるの？」
ヒビヤ「い、一緒にさ！な、夏休み旅行に行かない！？」
つい声を張り上げてしまったが、
此処には僕と同類のアサヒナーも他の人物も居ない。
2人きりと言う事も含めて、凄いラッキーだ。
ヒヨリ「あ〜……」
マズイ。この考え方は断られるかもしれない。
ヒビヤ「も、勿論モモとかも来るよっ！」
ヒヨリ「っ！？行く！絶対行くっ！！！」
やはり人気アイドルの力は半端じゃない。
モモと口にしただけでキラキラと目が輝き出すのだから、
其処まで虜にしてしまっているのだろう。
ヒビヤ「ありがとう。モモ」
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貴遥＠カゲプロ、しゃちょー厨(プロフ) - 黒神龍さん» や、焼き土下座！？（笑 とにかくありがとうございます！！更新難しくなりますが…頑張ります！！ (2015年9月9日 16時) (
レス) id: 5dc01a6eeb (このIDを非表示/違反報告)
黒神龍(プロフ) - 面白いです！！焼き土下座待機して待ってますねー！ (2015年9月9日 0時) (レス) id: 72f7c484df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：貴遥＠カゲプロ、しゃちょー厨 | 作成日時：2015年5月22日 15時
