sound 22 屋上での昼休みの音 4 ページ24
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ふとカレンダーを見ると誰がやったのか知らないが、
夏休み開始の日が大きく丸で囲まれている。
そして隣には時計があり、
丁度今は昼休みの時間を告げている所だった。
その為か、気付かなかったが教室も少し騒がしい。
『友達皆と何処かへ。しかも夏休みに！』
脳内ではこの言葉が何度もリピートされ、
最終的に「最高っ！」と言う文字が浮かんだ。
キドとセトとカノ、マリーとモモと貴音、
シンタローとヒビヤと遥も行くかもなのだ。
そりゃ楽しみで仕方無い。
貴「行きたい行きたいっ！ってか絶対行くっ！！！」
ヒビヤ「う〜ん……別に良いけど」
モモ「おお良いね〜っ♪
また詳しい事は後になるけど……じゃ、宜しくっ！」
二カッと白い歯を見せて笑ったモモは、
弁当を持って皆の居る屋上の方へ向かった。
きっと昼食を食べるついでに誘うのだろう。
……まさに『青春中の可愛い女子高生』だ。うむ。←
ヒビヤ「……あっ！」
貴「……どうしたの？」
ヒビヤ「いや……ちょ、
ちょっと先屋上行ってて……！」
そしてヒビヤは何故かいつもの屋上の方には行かず、
廊下を左折して他クラスの方へ向かった。
あんな焦って……何か用事でもあるんだろうか。
まぁ僕には関係なさそうだし、
気長に屋上で待っていても良いだろう。
この際友達と何か駄弁るのも良いし。
貴「夏休み中に何もなきゃ良いんだけどね〜……」
と呟いてみてもやはり何故か――。
カノ『――皆が話す頃に、きっと僕も話すよ』
――この前言っていたカノの発言が、
僕の胸を騒がせるような……そんな気がした。
＊＊＊
「――で、Aは何が食べたいの？」
……またやってしまった。
『お手製唐揚げ』に砂糖を塗しているのに夢中で、
全く話を聞いていなかった僕。←
まるで馬鹿だな。いや馬鹿か。←
貴「え、と……わ、綿飴かな」←
カノ・シン「ブフッｗ」
カノはこう言うキャラだから仕方ないが、
シンタローに笑われるのは何だか悲しくなるな。←
アヤノ「でもあるかもしれないよ！
都会の何処かに『綿飴屋さん』みたいなの！」←
マリー「おおっ！」←
キド「都会にある訳ないだろ」←
あぁ、都会の話だったのか。
てっきり祭りで、
どう言う食べ物が好きか聞いていたものかと思った。
セト「……って、あれ？ヒビヤ君は？」
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sound 23 ヒビヤの勇気がある話 【ヒビヤside】→←sound 21 もう少しでと言う音
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貴遥＠カゲプロ、しゃちょー厨(プロフ) - 黒神龍さん» や、焼き土下座！？（笑 とにかくありがとうございます！！更新難しくなりますが…頑張ります！！ (2015年9月9日 16時) (
レス) id: 5dc01a6eeb (このIDを非表示/違反報告)
黒神龍(プロフ) - 面白いです！！焼き土下座待機して待ってますねー！ (2015年9月9日 0時) (レス) id: 72f7c484df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：貴遥＠カゲプロ、しゃちょー厨 | 作成日時：2015年5月22日 15時
