sound 09 屋上での事件の音 ページ11
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「――お、お腹空いたぁ……」
――あの地獄のような時間、
『小テスト勉強の時間』から既に1時間が経とうとしていた。
僕は皆から尊敬されるような程勉強が出来る訳でもなく、
底辺を彷徨うような点数を持った人でもない。←
至って普通、平均ぐらいの点を取っていた。
しかし、僕の前の席のシンタロー曰く……。
シン『モモの点は本当、壊滅的だ』←
と言っていた為、
何故か僕がモモに勉強を叩き込む事になった。
まぁ此処まではまだ良いとしよう。
だがそのモモはシンタローの言う通り、
本当に頭が悪く、何度言っても理解できないと言う。←
……ってか単語覚えるだけだからねコレ。←
――そしてその時間も終わり、
4時限目も終わって……今は昼休みである。
……しかし過酷だ。
まだ転校し立てなんだぞ、こっちは。←
貴「……皆屋上行くって言ってたけどな」
弁当を片手に持って、
友達が行く、と言っていた屋上への階段を探す。
屋上って……本当に『青春』って感じだな。←
貴「あっ、あった！」
そんな事を考えていると、
廊下の突き当たりに屋上へ続く階段が見つかった。
それを何段か飛ばしながら上っていく。
――屋上で友達と食べる弁当って、美味しいんだろうな。
前の高校では、屋上は立ち入り禁止だったから。
少しそんな事に憧れていたのだ。
最後の段を上り終え、屋上のドアノブに手を掛ける。
ゆっくりそれを回しながら引くと、
隙間から6月とは思えない陽光が漏れて来た。
貴「皆〜っ、お待たｓ――」
一番に目に入ったのは、とんでもない光景だった。
……え？何かって？
そりゃもう、『生徒が屋上でこそこそとするモノ』、
とだけ聞いておけば何か分かる筈。←
うん。何だっけ、『床ドン』だっけ。←
……と言うかあれ、男女上と下、逆な気がする。←
貴「……お、お取り込み中でしたか」←
「ちょっと待ってぇぇぇ！！！」←
マズイ。ドアを閉めて逃げ出すほか無い。←
だが上に覆い被さっていた女子が、
慌ててドアの隙間に手を入れようとしたきた。
……いや、手挟みそうだったから、殆んど寸止めだ。
貴「あっぶねぇ……」
「何が危ないなの……ってかあれ違うからね！！///」
顔を真っ赤にして言及するその女の子と話していると、
下になって驚いていた男の子も駆け寄って来た。
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貴遥＠カゲプロ、しゃちょー厨(プロフ) - 黒神龍さん» や、焼き土下座！？（笑 とにかくありがとうございます！！更新難しくなりますが…頑張ります！！ (2015年9月9日 16時) (
レス) id: 5dc01a6eeb (このIDを非表示/違反報告)
黒神龍(プロフ) - 面白いです！！焼き土下座待機して待ってますねー！ (2015年9月9日 0時) (レス) id: 72f7c484df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：貴遥＠カゲプロ、しゃちょー厨 | 作成日時：2015年5月22日 15時
