愛されたい女の子の話 (ページ18)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:8,576 hit

17話 ※閲覧注意ページ18

A視点

次の日ー

ﾁｭﾝﾁｭﾝ

『んんー』

眠...
私は支度をして学校へ向かった。
下駄箱に着いて、異変があった。いつもだったら無い上履きが今日はある。
なんでだろう、、そんな事を思っていたら後ろから

バシャ

桜「ごめーん。手が滑っちゃった」

桜子さんが持ってた水が入っているバケツが私にかかってしまった。
わざとやった事ってぐらいはすぐ分かった。

桜「でもーAが悪いのよ？あの3人と絡むからぁ」

『うっざ((ﾎﾞｿ』

私はそのまま教室へ行った。
みんなの視線が私へと向かっている。

やばくない？
なんで水かかってんの。

そんな声ばっかり。
けど声をかける人なんて誰一人いない。

この後も物が無くなったり、悪口を言ってきた。挙句の果てには階段で私を突き飛ばした。

ドサッ

『いっ...』

桜「とっとと消えて♡」

笑顔なのに目の奥が笑っていない。
怖い、、震えて立てない。
足首に血が出ていて動くだけで痛い。でも逃げなきゃやばい。

『ごめん、』

私はこの言葉を残してすぐにその場を去った。
足が痛い。でも、こんな事先生に言ったとこで理由を言わなきゃいけない。そんな事絶対に嫌だ。

私は授業が終われば桜子さんに目を付けられないように急いで家へ帰った。
けど早めに帰ってきてしまったから親が家にいた。
しかも両方。喧嘩をしていた。

『た...だいま』

母「A？丁度良かった大事な話があるの」

『え、』

母「お願いだから消えて？」

父「お前！！そんな事Aに言うなよ」

母「Aが居なかったら私達は幸せになれてたのよ！？こんな子早く捨てましょうよ！！」

話が分からなかった。ただ、今日はほんとにやばい。
お母さんが少しずつ私に近づいてきて私の目の前で立ち止まった。

母「ごめんね」

ボコッ

『げほっ...え、？』

父「だから！！」

ドスッビシッ
ドッ

『やめ...て』

辛い、苦しい。
私は勢いよく立ち上がって自分の部屋へ行った。

母「ちょっ！」

父「もうお前もやめろ」

ｶﾞﾁｬ

『はぁ、はぁっ』

ポタッ

涙が零れてきた。もうやだ。

ガタッ

私は勉強机にぶつかった。
ぶつかった衝動で文房具入れが落ちてしまった。

『あ...』

そこにはカッターが落ちていた。
少しくらいならいいよね。別にしたところで痛みなんてわかんないよ。

スッザクッ

血が沢山でてきた。もういいや。
私は深く血が止まらないほどに切り続けた。