愛されたい女の子の話 (ページ17)

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16話ページ17

A視点

放課後ー

私は校門前に立っていた。
ここで大丈夫だよね。

丈「お、A！早いね〜」

『進級して下駄箱近くなったのでw』

丈「あの二人はまだ来てへんなー」

西「ごめーん！！」

和「遅くなってもうた！」

『いいよ。じゃぁ、いこ』

私たちは並んで歩いた。
話したい事があるから近くの公園でベンチに座って話すことになった。

西「で、みんなに伝えたい事ってなに？」

和「それずっと気になっとった！」

丈「何かあったん？」

『えーと、、最近嫌がらせが酷くて、』

全員「は？」

西「いつから？全然聞いてないんけど」

『1年から、』

和「なんでもっと早く言わなかったん！？」

『そこまで辛くなかったし平気かなって思ってたけど、、最近はかなり過激で、』

丈「理由は分からんの？」

『何となく分かる。けど言いたくない』

西「なんでや！？言ってよ」

言えない、、皆が関係してるなんて。

丈「理由言わんと解決出来るものも出来んやろ」

和「そうだよ！言ってみて？」

うぅ、、

『...みんなと関わってるから』

全員「え？」

『私がみんなと関わってるから女子が嫉妬してて、、』

丈「はぁ...まじなんなんあいつら」

西「俺らの大切なA傷つけるとか意味わからん」

和「Aの事傷つける人は絶対許さへん！」

『でもみんなの事好きなだけなんだよ？』

西「だからってこのやり方は間違ってるやろ」

丈「嫌われるような行為してんのはあっちやし」

和「俺はAが好きやから」

『和也、、ありがとう』

こんな事言ってもどうにもならない事はわかってる。
けど、それでも私は...

『こんな事なってるのにこうゆう事言うの変かもしれないけど、私みんなと一緒に居たい』

西「当たり前やろ。こんな事で離れるわけないやん」

丈「馬鹿なん？Aは」

和「丈くんそんな事言ったらあかんやろ？俺らはずっとAの傍に居るからな？」

『っありがとう！』

丈「でもどうする？この状況」

西「とりあえず見つけ次第報告。証拠も何も無いんじゃ先生に伝える事すら出来ひんし」

和「そーやね！俺らもなるべくAの傍に居てあげよ」

丈・西「うん！」

『ほんとありがと！！私もなんかあったら伝えます！』

丈『隠すなよ？？((圧』

『う、うん』

和「丈くん、A怖がってるw」

西「じゃぁ、今日はこの話終わり。早く帰ろー」

私たちは公園を後にして家へ向かった。
皆に話せただけでも楽になれたかも。