愛されたい女の子の話 (ページ16)

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15話ページ16

A視点

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ー2年後

ﾁｭﾝﾁｭﾝ

『ふわぁ...』

私は支度をして、急いで家を出る。

ｶﾞﾁｬ

あっぶな、、親に会ったらめんどくさいことになるところだった。
最近お父さんが仕事をやめていつも喧嘩ばかりだからあんまり家にいたくないんだよね。

学校についたら下駄箱に行く。
いつも通り上履きが無くなっている。

『はぁ、、』

1年の時から虐めが無くならない。犯人すらまだ分かっていない。
そろそろ、先生に伝えた方がいいかな。かなりしんどい。
私は急いで上履きを探した。

『あ、あった』

私の上履きはゴミ箱の中に入っていた。虐めるレベルもだんだん上がってきてる。

クスクス

何処かから笑い声が聞こえる。うっざ...

生徒「あの、桔梗さん男の子が呼んでるよ」

『へ？あぁ、分かった。ありがとう』

間抜けな声を出してしまった。
私は廊下へ行った。

西「おはよー」

『大吾、おはよう。どうしたの？』

西「いや、最近元気ないなーと思って。だから話に来よった」

『わざわざ！？』

西「うん。...親と大丈夫？」

『大丈夫！この前殴られただけだから』

西「っ！？本当に大丈夫なん？それー」

すっごい怪しい目で見つめられている。

『うん！私にとっては平気なことなの。心配してくれてありがと』

西「ほんと心配やなー最近はなんかあった？」

『んー、伝えたい事あるけどみんなに伝えたいから今日一緒に帰らない？』

西「ええで！じゃぁ、みんなには俺から伝えておく！」

『ありがとー』

西「今日も頑張りや！」

『うん！』

私たちはお互い反対方向に進んだ。
ただ、教室に戻ると地獄がはじまる。女子からの痛い目。
大吾、和也、丈くんは学校で結構男女から人気。特に女子なんかからかなりモテてる。
この人たちと一緒にいたら女子からの嫉妬が多い。
もぉー好きなら本人にアピールしないと、、人を潰す方法の何がいいのか。

桜「ねぇ、A。この前も言ったでしょう？西畑くんに関わらないでって」

桜子さんは1年は仲良くしてくれた(？)のかも知んないけど、私がみんなと関わってるのを知って急に態度が変わった。

『友達だし、別に良くないですか？』

桜「私が西畑くん好きなの知ってるでしょう？友達なんだから協力ぐらいしてくれたっていいじゃない」

『協力が、話さないになるのがよく分かんないです』

私はその一言を言ってその場をたった。ずっと話してたってキリがない。
今はとにかく目の前にある困難を乗り越えないと。