愛されたい女の子の話 (ページ14)

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13話ページ14

A視点

「ーーーー！！！」

「......ーー、、」

うるさいな、、怒鳴り声でいつも目が覚める。
支度をして、私はリビングへ行った。
こうゆう時は空気のような存在してればなんにもされない。ご飯を食べて私は家を出た。

朝からやめて欲しい、、
今日はなんか気分悪いな...体温測るの忘れたし、、
まぁ、5時間で終わるから大丈夫でしょ。

学校に着いて下駄箱を見たらゴミが入ってた。

『え、？』

なんでこんなに大量にあるの...？

桜「A？どうしたのそれ、」

『あ、なんか朝来たらこんな事になってて、、』

桜「誰よこんな事した人！絶対許せない！」

わ、なんか凄い優しい人。なんか昨日まで悪いふうに思ってたのが申し訳ない。

『でも、大丈夫です。』

私はゴミを拾ってゴミ箱に捨てた。上履きには多少汚れがついてるだけだった。

それから休み時間になると私が目を離してる隙にノートが破かれてたり、物が隠されてたりした。
なんでこんなこと、、
1番酷かったのがトイレに行って、上から水をかけられたこと。急に暗くなったから私は避けた。だからそんなに濡れなかった。

昼休みになって、私は外へ出た。
昨日のとこ行こ。なんか疲れた。なんで急にあんなことになったんだろ、、
クラクラしていたけど、そんなことは気のせいだと思って私は歩くのを辞めなかった。

やっと着いた。風が当たって気持ちよかった。
少し楽になるかも。

和「Aー！」

声がする方を見ると3人走って来る人がいた。

丈「やっぱおった！」

和「ほんまに好きなんやな〜」

西「...A大丈夫？」

『っ何が？』

西「元気ないから、具合悪い？」

ピタ

大吾は自分の手を私のおでこにくっつけた。

西「あっつ、」

『大丈夫だよ！平熱だから』

和「無理せーへんでな」

丈「Aは我慢するからなー」

皆ほんとに察しがいい。
少しお話をして教室に戻ることにした。

丈「そろそろ戻んないと時間やばい」

和「もうそんな時間なん！？」

西「戻ろっか」

『そうだね、』

私は立ち上がった。
けど、立ちくらみが酷くなって倒れた。

ドサッ

和「え...？」

『はぁっ、はぁっ』

西「さっきより体温上がってる。保健室連れていこ」

丈「よいしょ。軽っ！？絶対ご飯たべてないやろ、、」

和「もっと早く気づけてあげれば、、」

西「とりあえず早く行こ」

私はみんなの声が遠く聞こえて、だんだん意識が無くなっていった。