愛されたい女の子の話 (ページ12)

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11話ページ12

A視点

和「それにしてもA、おっきくなったなー」

『えへへ(*´꒳`*)でしょ〜』

全員(可愛いすぎひん...？)

『皆もだよ！前まで同じくらいだったのに結構身長に差が出来てる』

丈「男子やし成長が早いんよ〜」

『女子だって早いよ！』

西「Aは小さくても可愛ええからそのままでもええけど」

『でも身長は欲しいよ！』

和「セノ〇ック飲めばええんちゃう？」

『伸びるわけないじゃん、飲んだだけで伸びるんだったらみんな飲みまくってるよ』

和「そか、、( ´･ω･`)」

『あぁ〜そんな悲しい顔しないでよ！』

たまに和也とはどっちが年上なのか分かんなくなる。

西「なぁ、今日みんなで一緒に帰らへん？」

『帰りたい！』

丈「じゃ、校門前に集合な！」

和「午後の授業頑張れそうな気がしてきた！！」

私たちは午後の授業に遅れないように早めに別れて教室に戻った。
久しぶりにみんなと会えて話もできてすっごく嬉しかった。和也が言ってたみたいに午後の授業頑張れそう。

授業はかなり簡単なところで、まだつまずくことは無い。
45分授業も早いように感じる。

先生「はい、じゃぁ今日はここまで！」

小学校生活も少しずつ慣れてきた。

桜「今日一緒に帰らない？」

『あー、今日は違う人と帰るので、、』

桜「へぇー友達いたのね」

ん？友達居ないと思われてたのか。そりゃそうか、、

桜「まぁいいわ。今度帰りましょ」

『はい、』

私は荷物をランドセルに詰め込んで、ホームルームが始まるのを待っていた。
始まれば先生の話。あんまり長くお話しないからありがたい。
終わって挨拶すれば帰れる。私は急いで校門前に行った。

『はぁっ、』

久しぶりに全力で走った。息が切れる。

丈「Aだ〜」

『丈くん！早いね』

丈「1番下駄箱近いからなー」

丈くんと2人きりは初めてかも。
何話せば、、気まずい。

丈「Aさ、ほんっと可愛くなったよな」

『え！？』

丈「幼稚園の時はなんかもっと幼くて、けど今は大人しくて、、なんて言ったらええんやろ...？とにかく小1にしては大人っぽい」

めっちゃほめられた。
結構嬉しい。

『あり...がとう。丈くんもめっちゃかっこいい』

丈「っ！？...ありがと」

お互い照れちゃってまた沈黙。
けどあんまり気まずくはない。

西「なーに話してん？」

丈「『わぁっ！！』」

和「2人でいちゃつかないでや〜」

丈「『いちゃついてない！！』」

皆揃って、私たちは校門から離れていった。