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どうして〜女主視点〜 ページ39
「空待て！」
そらる先輩が走って行く
私も行こうとしたが止められた
「柚子ちゃん待って！」
『しゃむ先輩っどうして』
「いいから！」
しゃむ先輩の腕を払おうとしたら天月さんに掴まれた
なぜ追ってはいけないんだ
私だって、行きたいのに……
「2人とも…そのまま柚子を部屋に連れてって」
ナノ君が携帯をポケットに入れながら言う
『なっ、どうして！？』
「いいから行くよ！」
そのまま強引に引っ張られていく
『ぃやです！放してくださいっ』
私が尚も抵抗し続けると
「柚子ちゃん、ごめん」
天月さんの声が聞こえた後、鋭い痛みが走って意識が遠のいた
――――――
――――
“柚子ちゃん！遊ぼう！”
うん！
“なにしよっかー”
なんでもいいよ？
“う〜ん…”
なにがいいかなー…
“柚子ちゃん、大丈夫？”
え、なにが？
“だって…元気ないよ？”
そんなことないよ？
“私に嘘つこうなんて百年早い！！”
あはは…
“ほーら！なにがあったの？”
…ほんとかなわないなぁ
“あったりまえ！私は柚子ちゃんのシンユウなんだから！”
ありがとう…ずっと仲良しだよ？
・
―――――――――…ヒメカチャン
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