【コラボ】傷が語る過去【歌い手】 (ページ34)

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見つけた～男主視点～ページ34

『柚子見てきた？』

「バッチリ」

一時間前パソコンの作業をやめて鍵を持ちながら学校へ向かったこいつ。
理由は柚子の確認。

「あと黒川って奴も見れた」

教室まで行ったのか…
まぁ、俺がいなくなったんだから柚子に仕事は任せられないだろうな。
それはまふくんも一緒なんだけど。

「しっかし…ブレーカーが外から操作できるなんてな」

すごい何重にもかけられていたロックを丁重に解除した。
ブレーカーは警備システム、監視カメラ、警報を落としその隙にこいつは潜入した。
一応裏口から。

『さてと、会社発見』

そんなことはどうでもいい。
今は黒川の父親だ。
やっと父親の会社を見つけた。

「お、データーが入ってるパソコンをハッキングしろよー」

わかっている。
が、どうやらここはめんどくさいようでいくつものパソコンにデーターを分けているらしい。
まったく…

「こりゃめんどいなー俺が半分やってやる」

半分だけかよ！？
早くしないとナノの手にパソコンがいってしまう。
いや、もういってるかも…
そしたら生徒会には機材が調っている。
俺らが残したデーターからしてハッキングにあったこと、時間、データーのコピー
は間違いなくバレる。

早くしなければ。